こんにちは。

 

なんか、どうも巷では昆虫食が流行ってるとな。

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<出典:krungthep.cocolog-nifty.com

 

セミだのイモムシだの、割りとソフトなところからハードコアでマニアックな領域まで、食への探究心は留まる所を知らぬ。

 

正直、正気の沙汰とは思えんわけだけど、まあ好きなものは好きなんだからしょうがない。

 

で、実は昆虫食が好きか嫌いかに関わらず、

我々日本人は当たり前のように昆虫を口にしている

ことをご存知だろうか?

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どゆこと??

 

もちろん、昆虫をそのままの形で食べてるわけじゃないけど、間接的においしく(?)頂いてるのが事実である。

 

その食品は身の回りに溢れていて、今この瞬間、このサイトを見ながら食ってるソレにも含まれてるかもしれんよ?

 

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「・・・・・・・。」

 

 

なお、これを読んで

 

「飯が食えなくなった。どうしてくれる」

 

となっても、当方は一切責任を負いかねるゆえ、ご容赦を…。

 

 

 

食品に含まれる昆虫の話

 

ではでは。

 

我々日本人がフツーに食べてるものに含まれる「食品添加物」は知ってることだろう。

 

保存料だったり着色料だったり、香料だったり…。

 

でもこれ、人工的に作ったケミカルな添加物は人体に良くないんちゃうかと。

よくあるやん、毒々しい色の食べ物とか。。

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<出典:ameblo.jp

 

 

で、じゃあ添加物も天然素材のものがいいよね!っつって、

 

天然=生物(昆虫とか)

 

という発想になるわけである。

 

そう、その「食品添加物」にまさしく昆虫が用いられているのだ!

 

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光沢剤

 

これはお菓子なんかに多いんだけど、ガムとかチョコとかグミとか、テカテカしたものでコーティングしてある食品をよく見ると思う。

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あれは「光沢剤」といって、水分の蒸発を防いだり、湿気から守る役割がある。

 

んでその光沢剤の原料となるものが「シェラック」と呼ばれている、ある昆虫から分泌される樹脂状の物質だ。

 

 

その昆虫とは「ラックカイガラムシ」といって、農作物とか植物に寄生する害虫である。

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<出典:www.geocities.jp

 

体長数ミリの小さな昆虫で、口からこのシェラックを出して自らの体を覆っている。

 

タイとかインドとかで養殖していて、虫ごと収穫してシェラックだけを抽出し、天然のプラスチックとして利用されているのだ。

日本にも年間700トンが輸入されているとのこと。

 

ちなみに人体には無害なので食べても平気

 

 

 

着色料

 

そして着色料。

今でも赤色2号とか青色3号とか、よくわからん怪しさ満天の合成着色料が使われてたりするけど、虫から抽出した天然の着色料も利用されてる。

 

 

その代表が「コチニール色素」っていう着色成分。

 

これもさっきのカイガラムシの一種、「コチニールカイガラムシ(えんじ虫)」から抽出される、赤色の色素

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色素を持つのはメスのみで、卵を産む直前の2倍くらいに膨らんだメスをかき集めてぐつぐつと煮沸。

その後天日干しをして粉末状にすると出来上がり。

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<出典:bikenkou-etranger.com

 

やっぱり人工的な合成着色料に比べると色の鮮やかさでは劣るけど、あらゆる安全性テストをパスした信頼性の高い着色料である。

 

 

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