こんにちは。

 

今回はみんなの天使、クリオネちゃんを紹介しましょう!

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キャー!クリオネちゃん、マジ天使!!

ちびっ子たちにも大人気だ。

 

 

さてこのクリオネ、実際は天使でも何でもなく

 

ゴリゴリの捕食者である。

 

かわいい姿からは想像もつかない肉食っぷり。

その全容をご覧いただこう。

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クリオネの生態

 

まずはクリオネの生態から説明しよう。

 

クリオネはハダカカメガイという巻貝の一種で、貝殻を持たない貝である。

生まれた時は貝殻がついてるけど、成長とともに裸になってしまう。

 

体はほぼ透明で、内臓が透けとるスケルトン仕様。

体の両サイドにある「翼足」と呼ばれる部分をぴろぴろと動かして泳ぐ。

 

この泳ぐ姿から「流氷の天使」とか「氷の妖精」とか呼ばれる。

寒い海に生息し、日本で見られるのは北海道沿岸のみ。

 

子供時代には植物プランクトンを食べているが、成長すると肉食になって他の殻を持たない貝類なんかを食べるようになる。

 

成長したクリオネは空腹に強くて、1年間何も食べなくても大丈夫

意外とタフなのね。

 

そもそもクリオネの寿命が2~3年程度しかないため、生涯で食事する回数が1~3回くらいという、なんとも食欲に乏しい生き物。

 

食事の楽しみを知らんとは、かわいそうよのう…。

 

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捕食の瞬間

 

で、その天使なクリオネが食事するシーンが問題となっている。

ご覧いただこう。

<動画元:https://www.youtube.com/channel/UC71D1vqyo-_vJnThe7IqRvA>

 

天使な姿だったはずのクリオネが、異形の生物となって襲いかかる姿は完全にこれ。↓

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頭部がパカッと割れて、「バッカルコーン」と呼ばれる触手が飛び出す。

その触手で相手を捕らえ、養分を吸い尽くしてしまうのである。

 

 

この姿を見た者からは、

 

「こんなの天使じゃねえ!悪魔だ!」

「信じてたのに、裏切られた気分です…」

「金返せ!」

「俺も腹減った」

 

といった非難(?)が相次いでいる。(フィクションです)

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確かにこんな姿をピュアな子供が見せられた日には、泡吹いて卒倒しかねない。

 

クリオネからしたら、「ただ食事してるだけでんがな」というところだが、いかんせん人はギャップに弱い生き物なのである。