こんにちは。

 

シカっていうとね、こう、草食系でスラッしてて、弱々しいじゃない。

鹿せんべい食って喜んでるようなね。

 

だが、シカし。

 

シカはシカでも、世紀末覇王のような体躯と凶器の如きツノを持ち、

 

「寄らば斬る」

 

とでも言わんばかりの殺気を放つ、ガッツリこってり肉食系なシカも存在するのだ。

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<出典:livedoor Blog

 

ソイツの名は「ヘラジカ」

名前こそ平凡なものの、その実態は世界最大最強のシカだ。

 

ヤツの勇姿を両の眼(まなこ)に焼き付けるがいい。

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ヘラジカの最大記録が巨大すぎ!!

 

ヘラジカはロシア、北欧、カナダ、北アメリカといった寒い地方に住む巨大なシカである。

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<出典:Wikipedia

 

体長3メートル以上、体高2メートル以上、体重は800キロを超える。

ツノだけでも2メートル。

その巨体は陸上動物ではゾウの次に大きいという。

 

ノルウェーとかあっちの方の国では、「森の王」とも呼ばれ畏怖されている。

 

さすが世界最大のシカ。

小柄のトナカイのゆうに2倍はあろうかと。

 

中でも、最大を記録したヘラジカのサイズは

体高2.3メートル、体重816キロ。

 

これはもう、アレだ。

完全にコイツだ。

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ズオオ…

 

 

冬場はこんなのが10頭も群れを作ったりするもんだから、これはもうヤバイ。

 

しかも性格もけっこう攻撃的で、強力なキックにツノを使った突進などで捕食者を返り討ちにする。

 

 

このヘラジカ、何気にかなり昔から存在してて、紀元前6000〜1万年以上前の石器時代には既におったと。

 

古来から生物の生存競争に打ち勝ってきた強さはダテじゃなく、

あの武井壮をもってしても「やべぇやべぇ」と、

まるでどこかのリアクション芸人のようにビビらせてしまうほどなのだ。

 

なんでも武井壮はこの一件を機に、野生の血に目覚めたらしい。

 

そんなヘラジカと、ハンターとの戦い(?)を収めた動画がこちらだ。

ボーガンのようなもので巨大なヘラジカをロックオンするハンターのオッサン。

しかし…

 

ヘラジカ「!?」

オッサン「!?」

 

・・・・・・・・・。

 

オッサン「何も言えねぇ」

 

 

「オエッフ、オフッ」と酔っぱらいオヤジのようなうなり声をあげる巨大ヘラジカに矢を放つオッサン。

 

その瞬間、ヘラジカは猛スピードで走り去り、「オエッフ」という声を残して姿を消したのであった。

その気になればコイツらは時速50キロでダッシュすることも可能なんだそうだ。

 

ヘラジカがメインのはずなんだが、オッサンのリアクションが完全にヘラジカを食っている。

 

と、このようにヘラジカはスゴイのである。

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ヘラジカにぶつかると死ぬ

 

北国では、ヘラジカと車が衝突する事故がたびたび起きている。

その衝突事故のせいで、年間250もの人間が命を落とすという。

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ヘラジカを轢いて、逆に人間が死ぬだと…。

 

どーいう状況かを説明すると、ヘラジカはデカイために脚も長い。

ゆえに、車が衝突するのは高さ的にヘラジカの脚である。

 

すると、ぶつかった衝撃でヘラジカは車のほうへ倒れこんでくるわけだが、巨体ゆえにフロントガラスをぶち破り、車の天井部を破壊するほどのダメージなのだ。

 

エアバッグが発動したとしても、ヘラジカの巨体を受け止めることコレかなわず。

 

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ドライバー「でっけぇシカを轢いたと思ったら、オレの車がメコメコになってたんだ…」

 

 

てことで、ボルボとかベンツは安全基準の中にヘラジカ耐久性能まで設けているのだ。

ヘラジカが相手なら耐久テストをせざるを得ない。

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リンゴを食って酔っ払うヘラジカ

 

ヘラジカの武勇伝はそれだけではない。

 

なんと発酵したリンゴを食うと酔っ払うという。

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<出典:らばQ

 

なんだコレ…w

 

発酵リンゴを食って酔っ払い、その調子で木に登ったらずり落ちて枝に挟まって身動きがとれなくなったという。

 

消防隊員によって木の枝が切断され、無事救助されたもののその場で爆睡するという体たらく。

 

ただただ、非常に迷惑なだけである。

 


 

はい以上ででで。

 

轢いても酔っ払っても大迷惑。

こいつぁまさしく大自然の脅威なんだぜ。