こんにちは。

 

ロシアのシベリアには「永久凍土」って言われる、夏でも冬でも氷が残ったままの地帯がある。

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そこではマンモスとかが凍ったまま見つかったりしてたんだけど、2015年に見つかったのはマンモスじゃなかった。

 

この度見つかった生物は、ライオンである。

ライオンゆっても、今いるあのライオンじゃない。

 

「ホラアナライオン」と呼ばれる、1万年以上前に生きていた原始的なライオンだ。

 

果たしてそれはどんなライオンなのか?

ちょっと調べてみましたよ。

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ホラアナライオンの子供がそのままの姿で発見!?

 

今回永久凍土から発見されたホラアナライオンは子供で、

ほぼ生きていた時そのままの姿を残したミイラだという。

 

今までもユーラシア大陸で化石は発見されてきたけど、当然骨とか足あとの化石ばっかり。

それが毛皮とかヒゲまで残った氷漬けの状態で見つかったとなれば、

研究者は狂喜乱舞。

 

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「ヒャッハー!!」

 

 

それがこちらである。

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<出典:top.tsite.jp

 

おお〜、確かに毛がしっかり生えとる!!

 

子供ライオンは複数見つかっていて、

少なくとも1万年はこの状態で保存されていたようだ。

 

こちらは公開時の動画↓

 

 

どんなライオンだったのか!?

 

じゃあホラアナライオンとはどんなライオンだったのか?

 

258万年前〜1万年前くらいまでの「更新世」っていう時代に生息していたライオンである。

この時代はほとんどが氷河期にあたり、ひじょーに寒い時代だった。

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ホラアナライオンはネコ科の動物としては最大クラスの動物で、現在のライオンよりもひとまわりは大きかった。

オスのライオンでもたてがみは無く、シッポの先のモフモフも無かったと思われる。

そのかわりに全身を毛深くして寒い氷河期を生きていた。

 

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ホラアナっていう名前だけあって、洞窟の中とかで過ごすことが多かった。

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ただし温かい季節には草原で狩りをすることもあって、「ステップライオン」と呼ばれたりもする。

 

時期的にはマンモスとか、牛やらラクダやらの祖先と同じ時代に生きてたはずで、それらの草食動物を食べとったと思われる。

 

そらあ今のライオンよりもひとまわりデカイとなれば、それだけ獲物もデカかったんやろう。

ガチムチの肉弾戦やでw

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※画像はイメージです

 

いつ頃に絶滅したかは正確にわかってないけど、一部の地域では2000年くらい前までは生き残ってた可能性もあるという。

 

 

このミイラから何がわかるのか??

 

見つかった子供のミイラはまだ小さくて、大人のネコくらいのサイズである。

とすればまだ自力で獲物を狩れる年齢じゃないんで、母親の母乳を飲んでいたはずだ。

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<出典:www.afpbb.com

 

この子供の胃袋の中に母乳が残ってれば、その成分を調べて

親ライオンが何を食べていたか調べることも可能だ。

さらに詳しく死因とか、寄生虫の有無まで調べることもできると。

 

 

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