こんにちは。

 

ヘビ、サソリ、クモ、クラゲ…。

毒を持った生物は世にたくさんいる。

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その中で最強の有毒生物はどいつなのか!?と、妙な好奇心がムクムクもっこりと起き上がってくるではないか。

 

その生物は一体どんな姿で、どうやって人間に襲いかかってくるのか。

その生態に迫る!!

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世界最強の有毒生物、その名は

 

マウイイワスナギンチャク。

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<出典:tj-ken.cocolog-nifty.com

 

ぎんちゃく??

そう、最強の毒を持つ生物はヘビでもサソリでもクモでもクラゲでもない。

イソギンチャクなのである。

 

 

なん…だと…。

 

イソギンチャクが最強!?

バカな、イソギンチャク如きが一体どうやって。

 

じゃあそのマウイイワスナギンチャクの脅威の生態を見ていこう。

 

 

毒性

 

やはり恐るべきはそのである。

このイソギンチャクは体内に「パリトキシン」っていう猛毒を蓄えておる。

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この毒はマウイイワスナギンチャク自身から発生してるわけじゃなくて、エサにしてる藻類とか単細胞生物を取り込むことで生成される。

 

このパリトキシン、フグ毒として有名な「テトロドトキシン」よりも遥かに強力である。

火サスの最終兵器(?)、青酸カリの実に8000倍の毒性を持つ。

 

さらにあの毒ヘビ界ナンバーワンのナイリクタイパンが持つ毒の500倍。

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<出典:www.seibutsushi.net

 

なんというチート性能だろうか。

うっかり触ったり踏んづけたりしようもんなら、この毒が体内に注入されてしまう。

 

体内に入った毒は比較的潜伏期間が長く、最初は気づかない。

だがじわじわと確実に体を蝕んでいる…。

毒の注入から長くて36時間後、ようやくその恐怖が姿を現す。

 

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主な症状は激しい筋肉痛、黒っぽい尿、体の麻痺や痙攣である。

人間の血管に対して収縮作用があり、症状が重い場合は呼吸困難、不整脈、臓器不全を起こして死亡する。

 

残念ながら血清は存在せず、大人しく回復を待つ他ない…。

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「・・・・・・・・・。」

 

しかもこの毒は、何もこのイソギンチャクだけが持ってるわけではない。

このイソギンチャクをエサにする魚にまで毒は伝播していくのだ。

 

なのでこの毒を持った魚を食べようもんなら、おんなじ症状に見舞われると。

この毒を持つことで有名な魚はアオブダイ、ソウシハギといった魚で、間違って食べちゃって中毒症状を起こす事件がよく起きる。

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<出典:www.aqua.stardust31.com

 

パリトキシンは加熱しても毒性が無くならないんで、焼こうが煮ようがダメなもんはダメである。

 

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