こんにちは。
生きた化石、カブトガニ。
<出典:tabi-labo.com>
果たしてコイツはカニなのか何なのか。
堅い甲羅に包まれたその体、生態について特に興味も無かったんで
特に気にしてこなかったけど、1つ衝撃の事実を耳にした。
なんとカブトガニの血は青色をしているという。
あ、青い血…。
悲劇である。
一体何が彼をそうさせてしまったのか。
てめぇの血は何色だぁーっ!!
カブトガニ「青」
( ゚Д゚)
カブトガニの血が青いってマジ!?
さてこのカブトガニ、青い血をしているというウワサは本当だろうか。
wikipedia先生いわく、
通常血液中の酸素濃度は低く、その色は灰白色から淡黄色であるが、外気に触れることで青色に変化する。
マジだった。
ナメック星人の血が紫色だったときと同じくらいの衝撃である。
普通の動物の血にはヘモグロビンが含まれてて、その鉄分から赤色になる。
でもカブトガニの血液中には鉄の代わりに銅が含まれるんで、青く見えると。
<出典:atmatome.jp>
そーいえば、王蟲の血も青かったな…。
アレもきっとそういうことなんだろうw
カブトガニの青い血が人類を救う!?
ほんで。
そのカブトガニの青い血が、人類を救うかもしれないという。
マジか。
なんでもカブトガニの血は、細菌とか毒素といった体に悪影響を及ぼす物質に反応して、
「ゲル上になってそれを閉じ込める」という性質を持っているらしい。
<出典:wol.nikkeibp.co.jp>
そこに目をつけた科学者は、医療機器とかワクチンが細菌で汚染されてないかを確かめる試験(LAL試験)に使えるんじゃねーかと。
カブトガニの血がそのままならOK、
ゲル状になったらダメってな感じでね。
さらに近年では、血液はエイズにも効果があるといわれ、特効薬の研究も進められているのだ。
ってなことで、毎年250,000匹ものカブトガニがかき集められ、30%ほど採血されて海へ再び戻される。
48時間以内に海へ戻されるけど、ちゃんとその後も元気でいられる固体は少ないそうだ。
そんなこんなで、なんと血液のお値段は
1リットル180万円な〜り。
捕まって採血されるカブトガニたちの図。
なんか非常にマッドサイエンス感もっこりであるw
人類のためとはいえ、カブトガニが不憫でならない。
カブトガニの不思議な生態
結局のところ、カブトガニって何よ!?ってな人も多いだろう。
2〜4億年前から生息していたと思われる、生きた化石。
「カニ」の名前がつきながらも、カニとは全く異なる生物である。
どっちかというと、クモとかサソリに近い。
お椀をひっくり返したようなボディに、1本の尖ったシッポが特徴だ。
なかなかにシンプルな作りである。
<出典:melakajp.com>
裏返すとけっこうキモいw
エサは貝とかゴカイみたいのを捕まえて食べる。
干潟とか、泥っけのある海底をずりずり移動している。
たまにデカイ魚とかウミガメに掴まってタクシー代わりにすることもある。
堅い体にはちゃんと目もついてて、なんと全部で5つもある。
4つは表側に、腹に1つという謎配置。
メインの目以外は光を感知するだけのものらしい。
脱皮を繰り返して大きくなっていくタイプね。
<出典:www.kcc.zaq.ne.jp>
メスは一度に数万個もの卵を産むけど、オトナになれるのはほんの10匹程度。
ほとんどが途中で食べられてしまう。
近年、環境破壊とかでその生息数が激減している。
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