こんにちは。
これまでも幾度と無く世界最大の生物はなんぞや、みたいな議論が繰り広げられてきた。
果たしてそんなことして何の意味があるのかという、ロマンの欠片も無い台詞は無用。
その巨大さを追い求めることに意味があるのだ。
デカイは正義(ジャスティス)。
そんな世界最大にして巨大な生物は何なのか!?
そこには我々の予想の斜め上をブッちぎる衝撃の結末が準備されていたのだ…。
乞うご期待!!
世界最大の生物は「キノコ」だった!?
世界最大の生物ってことで思いつくのはやはり、シロナガスクジラであろう。
地球誕生から現代まで、こやつを超える大きさの動物は存在しなかった。
<出典:warakan-fb.xyz>
ちなみにシロナガスクジラは体長34メートル、体重190トン。
巨漢。
人間とのサイズ比較はこんな感じ。
<出典:Wikiwand>
これでも十分デカイけど、だがまだまだこんなもんじゃない。
植物界にも広げると、さらにデカイ。
セコイアデンドロン(ジャイアントセコイア)っていう木は世界最高になる樹木。
高さ100メートルを軽く超えるセコイアが世界には点々としている。
中でも一番デカイ(今のとこ)のが、「ハイペリオン」て名づけられたヤツで、
高さ115.61メートル、幹の直径は4.84メートル。
<出典:らばQ>
高いだけがデカイじゃないってことで、幹の太さならこちらの木。
<出典:ウィキペディア>
メキシコラクウショウっていう木で、幹の直径は11.62メートル、周囲36.2メートル。
通称「トゥーレの木」とかいう。
どぉだ、でっかいだろうということだが、だがしかしまだ終わらんよ!
シロナガスクジラもセコイアデンドロンも、メキシコラクウショウをも遥かに凌ぐ巨大生物がこの世に存在したのだ。
誰だ!ソイツは!
キノコだ!
そう、件の世界最大の生物とは、キノコなのである。
そんなバカな、どんだけ巨大なイチモツなんだ。
キノコの名は「オニナラタケ」。
その画像がコチラだ。
<出典:ココログ>
ただのキノコである。
これのどこが世界最大だというのか。
このキノコが世界最大と言われる理由は、その菌床にある。
アメリカのオレゴン州で発見されたオニナラタケは、約8.9平方キロメートルに渡る菌床を持ち、1つの生物として存在していたのだ。
8.9平方キロメートルっていうと、東京ドーム684個がスッポリ収まる広さ。
推定される重量は600トン、
推定年齢は2400歳。
これだけの範囲にまで菌糸が伸びて、あっちで生えてるキノコもこっちで生えてるキノコも全部同じDNAを持ってるわけで、つまり同一の生命体だと。
もうキノコが1つの山を覆ってしまってるイメージ。
このままさらに成長していったら、どこまでいくのか。
1個の巨大なイチモツを想像したそこのアナタ、残念だったな!
「すごく…大きいです…(けど、ちょっと違う)」
ここまでくるともはや他の生物など及びもつかぬほどブッちぎりにデカイ。
ていうか土地。
正直、ただの屁理屈にしか聞こえない感はムンムンムラムラしているが、デカイものはデカイ。
「汚え」
「ざけんな」
「反則やんけ」
ていう批判は甘んじて受けるしかない。
オニナラタケ「勝てばよかろうなのだぁ!!」
ということである。
ナラタケについて
ほなら、そのオニナラタケとはどんなキノコなのか。
「ナラタケ」っていうキノコの仲間で、○○ナラタケっていう名前のキノコはいっぱいある。
日本でもいろいろ採れて、食用にもなるキノコだ。
<出典:ウィキペディア>
他の植物に寄生して生えることもあり、寄生された植物は栄養素をナラタケに吸い取られて枯れてしまうこともある。
リンゴとかナシとかの果樹、ジャガイモとかにまで寄生することもあるんで業者はナラタケに対してぶちギレ金剛。
「ならたけ病」という病名までつけられるほどで怒り心頭なのである。
ナラタケは地中に菌糸をぐいぐい伸ばして、生息域の拡大を図る。
なので離れた場所でもある日突然、キノコが生えてきたなんてことが起こるのだ。
恐るべしナラタケ。
バイオハザードのごとく、その魔の手を伸ばしていくと。
オニナラタケが世界最大の生物と言われるまでに成長したのも頷けるというものよ。
でも食べると非常に美味なようで、特に東日本だと味噌汁とか鍋にぶち込んだり缶詰にしたりして親しまれているようだ。
はい、以上でした。
だいぶ反則感モッコリだけど、一応世界最大の生物ということで。
いやこれ納得できねぇな。
YouTubeのクジラの捕食動画のコメント欄の議論からオニナラタケを調べてこの記事にたどり着きました。
シロナガスクジラよりも大きい(怪しいけど)生物が存在するとは…
ちょいちょい挟んである小ネタに笑いつつ楽しく拝見させて頂きました。