こんにちは。

 

梅雨が始まり、ジメジメとした季節に始まり、

夏本番を迎えて秋を迎えるまでの間。

 

多くの日本人は、とある驚異に苛まれる。

 

音もなく(あるけど)忍び寄り、我々の平和な生活を一瞬にして恐怖のどん底に叩き落とす鬼畜生命体がいる。

 

ヤツらの名はゴキブリ

害虫の中の害虫、キングオブ害虫である。

 

こんな生き物ブログをしていながら、私はゴキブリが超苦手なのである。

 

まずもって名前からしてアレだ。

何で「ゴキブリ」としたのか。

 

名前が「セクシーギャル」とか「ムチムチボイン」とかだったらまだ救いはあった。

 

名前、姿、動作、生態、その存在全てにおいてここまで人類から嫌悪される生物もそうはいない。

凄まじいまでのポテンシャルを秘めたこの生物について、その種類や生態、駆除方法に至るまで迫ってみた。

 

これはもはや人類の禁忌。

私は足を踏み入れてはならない領域にまで到達しようとしている。

だが後悔はない。

 

「虎穴に入らずんば虎児を得ず」とか、昔のエライ人も言っていた。

 

しかし、一点問題がある。

 

果たしてこんな記事に需要はあるのだろうか。

(※苦手な人は閲覧しないでね)

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ゴキブリの種類と生態、駆除方法について

 

まずは国内、海外で見られるいろんなゴキブリたちを紹介しよう。

 

ゴキブリの種類

 

チャバネゴキブリ

<出典:wikipedia>

 

日本、海外で最もポピュラーなゴキの1つ。

日本にとっては外来種。

 

体長1〜1.5センチくらいで、茶色っぽい体色が特徴。

羽根があるけど、実は飛べない。

 

 

クロゴキブリ

<出典:www.k5.dion.ne.jp

 

人家に出るのはだいたいコイツ。

黒光りしたボディに長い触角、日本人が思い浮かべるゴキブリの象徴。

 

体長は2.5〜3センチとチャバネより大きく、飛べる。

 

まるで親の仇のように忌み嫌われている。

 

 

ワモンゴキブリ

<出典:島の生きもの

 

体長が4センチを超える大型種。

 

寒さに弱いんで、日本だと九州南部より南でしか見られなかったけど、

温暖化の影響からか生息域が北上している。

 

 

ヤマトゴキブリ

<出典:東京23区内の虫 2 – FC2

 

クロゴキブリのような黒い体をしてるけど、それよりは一回り小さい。

メスは羽根が短くて飛べない。

 

昔は日本ではメジャーなゴキだったみたいだけど、今は鳴りを潜めている。

 

 

オオゴキブリ

<出典:BIGLOBEウェブリブログ

 

体長4センチオーバーで、真っ黒な体をしている。

 

人家には姿を現さず、森林の木の中などで生活する種類。

 

 

サツマゴキブリ

<出典:日本のバッタ・コオロギ・キリギリス

 

日本だと四国、九州より南に生息する羽根が無いゴキ。

 

その形状から

 

「見ろ、まるで三葉虫のようだ!」

 

と、ロマン溢れる形容をされることがあるが、

いかんせんゴキブリである。

 

飛べないからか、ペットとしても販売されてるらしい。

 

 

ヤエヤママダラゴキブリ

<出典:カラパイア

 

体長3.5〜5センチになる、日本最大のゴキ。

 

動きも鈍くて人家にも出ないので、あんまり嫌われてはいないようだ。

ペットにする人もいる。

 

東京の多摩動物公園では「泳ぐゴキブリ」と呼ばれているようだが、

真実は定かではない。

 

 

ルリゴキブリ

<出典:gasagasa.dameda.net

 

青緑っぽい体色で、「日本一美しいゴキブリ」と称される。

体長は1センチほど。

ゴキブリだけど丸っこくてかわいい。

 

石垣島とか西表島の森に生息してるんで、けっこうレア種。

 

 

ホラアナゴキブリ

<出典:livedoor Blog

 

大人でも体長5ミリ程度の、日本最小のゴキブリ。

沖縄にしか生息してない。

 

体は半透明で、一見するとゴキブリには見えない。

 

 

トルキスタンゴキブリ

<出典:シー・アイ・シー

 

体長2〜3センチで、若干赤みを帯びた色をしてる。

別名「レッドローチ」。

 

羽根はあるけど、飛ぶことは稀。

メスにいたっては飛べない。

 

ちなみに伊豆にある動物園「iZOO(イズー)」では、

このゴキブリが2000匹ほど暮らしているゴキブリタワーを拝むことができる。

もちろんゲージになど入っていないため、直にその迫力を味わうことが可能となっている。

 

こりゃあ行くっきゃないね!

(行ったけど、ヤベえなあれは)

 

 

マダガスカルゴキブリ

 

その名の通り、マダガスカル島に生息するゴキ。

 

羽根は無く、シマシマのボディが丸見え。

威嚇時に「シューシュー」と音を出すことで知られる。

 

 

ヨロイモグラゴキブリ

<出典:ウィキペディア

 

「世界で最も重いゴキブリ」で、最大で35グラム、体長8センチになる超大型種。

 

名前の通りゴツい体で土の中を掘り進んで巣を作る。

 

エサの採集と交尾以外で巣から出ない引きこもりで、

非常にレアなゴキなので市場価格は1匹1万円を超える。

 

 

グリーンバナナゴキブリ

<出典:gyo-ten.doorblog.jp

 

全身がエメラルドグリーンをした、「世界一美しいゴキブリ」

 

フォルムは我らがよく知るゴキブリだが、

色をキレイにしただけでここまで変わるというのか。

 

体長も1.5〜2センチ程度なので、

これなら、これなら…

 

いや、やっぱダメだな。

 

 

ナンベイオオチャバネゴキブリ

 

世界最大のゴキブリで、体長10センチ以上、羽根を広げると20センチにもなる。

なんという悪夢だ。

 

もはや何も言うまい…。

 

デスヘッド

<出典:xn--hhru84eq4a.com

 

なんか急に厨二病のような名前のゴキブリが出てきた。

ドクロゴキブリなんて呼ばれ方もする。

 

名前の由来は頭についてる変な模様から。

でもどう見てもドクロには見えないんだってばよ…。

 

 

アプソロブラッティナ

<出典:img1.wikia.nocookie.net

 

かつて世界の地上を支配していた、太古の巨大ゴキブリ。

 

推定体長は50センチとされ、「便座のフタ」サイズとのこと。

 

もういい、お前の勝ちだ。

 

 

シロアリ

<出典:livedoor Blog

 

実はシロアリは、ゴキブリの仲間なのである。

「アリ」ってついてるけど、ゴキブリの仲間なのである。

 

だから正確には「シロゴキブリ」なのである。

 

でもシロゴキブリだと、家に大量に出たときにあまりに絶望的だから

せめてショックを和らげるためにシロアリにしたんだと思う。たぶん。

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ゴキブリの生態

 

改めて思ったが、ゴキブリの生態を知りたいという人が一体どれくらいいるのだろうか。

だが、私は歩みを止めない。

止めてはならぬのだ。

 

 

ゴキブリは3億年以上前からすでにこの地球上に存在しており、

「生きた化石」の一員である。

 

当時から現代に至るまでその姿はほとんど変わっておらず、

3億年以上も前からすでに完全体だったのだ。

 

そんなゴキブリは夜行性で、暗所・狭所を良しとする。

人間と共に生活するゴキブリにとっては、下水道、台所、トイレ、排水口などは格好の隠れ家。

 

超がつくほどの雑食性で、およそ何でも食べる。

プラスチックやコンクリートまでかじることさえあるほど。

ちなみに人間の髪の毛だって食べる。

 

節足動物特有の素早い動きに加え、壁や天井を容易く移動できる。

種類によっては飛ぶことができるけど、飛ぶというよりは滑空に近くて、

飛翔能力は高くない。

 

体からは特有のフェロモンを出して仲間を集めたり、危険信号を出したりしてコミュニケーションを計ることも可能。

 

肉体の耐久性が高く、少々の破損程度では死なない。

それどころか、頭部が破壊されたとしても餓死するまで生き続けると言われる。

 

触角とケツについてる尻葉という感覚器官は高性能センサーの役割を果たし、

振動やら風を敏感にキャッチして危険を察知する。

 

昆虫ゆえに基本的には寒さに弱いけど、温暖化とか暖房器具のおかげで越冬する個体も増えていると考えられる。

 

ちなみに寿命は種類によって異なるけど、一般的には数ヶ月〜1年くらい。

意外と短い。

 

けど、その間に卵をボコボコ産むのでいなくなることなんかないのだ。

 

産卵は、卵が20〜50個くらい詰まった卵鞘を産み落とす。

暗くてわかりにくい場所に産み落とすため、見つけ出すのは困難。

堅い鞘に包まれてるせいで、バルサンも効果無し。

<出典:k5.dion.ne.jp

 

そして何十匹というゴキの子供がワラワラと生まれてくるのである。

 

このように、ゴキブリはチート級の性能を持っているのである。

お前がナンバーワンだ。

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ゴキブリの駆除方法

 

そして人類の多くが悩み、日々研究されているゴキブリの駆除方法である。

つっても、全世界で1兆5千億匹いると言われるゴキブリを駆除することなんてできないわけだけど、家に入ってきたのくらいはねぇ。

 

てことで、家に侵入してきたゴキブリを駆除する方法を紹介だ!

 

 

殺虫剤

 

人類最強の武器、それが科学の力。

キサマらの弱点は、まるっと全てお見通しだぁ!

 

ということで、ゴキブリ専用スプレーで集中砲火をすれば

いかに生命力が高いゴキブリといえど南無三。

 

しかし即死、というわけにはいかずある程度の時間を要するのが難点。

あと臭い。

 

 

他には、トラップ型の毒エサタイプも有効。

 

即効性は無いが、巣に持ち帰る猶予を敢えて与えることで、巣ごと一網打尽に

してしまおうという、孔明もビックリするほどの策士ぶりを発揮してくれる。

 

ただし、有効期限を過ぎるとただのエサと化してしまうので注意。

 

 

洗剤

 

科学の力、第二弾。

液体洗剤をブッかけることでヤツらを死滅させることができる。

 

液体洗剤に含まれる界面活性剤がゴキブリの呼吸口である気門を塞いでしまうため、

ヤツらは窒息死するのだ。

 

まったくもって科学の力は偉大である。

 

 

熱湯

 

科学の力に頼らない、クリーンエネルギーによる熱湯殺法。

 

ヤツらは高温にも弱いため熱湯を浴びせることで、ほぼ即死が期待できる。

部屋も汚さない(濡れるけど)、嫌な匂いもしないといいことづくめ。

 

ただし、ゴキを見つけてから湯を沸かしていては遅いので

使い所が微妙である。

 

 

掃除機

 

人類が生み出した最高の発明の1つ、吸引力

 

この力によりゴキブリはたちまち己の運命を終わらせる、終わることのないトンネルへと吸い込まれていく。

 

これによりゴキブリは死、もしくは気絶状態となるため、あとはそのまま煮るなり約なり好きにするといい。

 

 

打撃

 

人間、最後に頼りになるのは己の肉体である。

そこにあるのは、闘争本能をむき出しにした純粋なる力のみ。

 

うなる筋肉。

しなるスリッパ。

 

かつて狩猟民族だった、我々の中に眠るDNAを呼び覚ますのだ。

 

…戦え、強者よ。

己の使命を果たすために。

 

でも爆散したゴキの遺体を片付けるのも大変だから力加減に注意してね。

 

 

 

これらの方法を駆使することで、不遜にも家に上がり込んだゴキブリを

退治することはできるだろう。

 

だが1つ、言えることがある。

 

我々人類では、ゴキブリには勝てない。

 

3億数千万年の歴史を誇るゴキブリに対して

たかだか500〜600万年程度の人類では太刀打ちできはしないのだ。

 

ゴキ「年季が違うやで」

 


 

はい、以上でした。

 

ここまで書いておいて、一体何でゴキブリの記事を書こうと思ったのか、未だにわからない。

私の中に眠る狩猟民族のDNAがそうさせたのか?

 

真実は分からない。

 

だが、1つだけ言えることがある。

 

「ムシャクシャしてやった。今は反省している。」