こんにちは。

 

世界中の海に生息する、サメとエイ

どちらも軟骨魚類として知られているが、その形態は大きく違っている。

 

サメはこう、いかにも魚的な流線型をイメージするけど、

エイは平べったくてヒレがビロビロしている。

 

だがしかし、世の中広いもんで、サメなのかエイなのかよくわからない生物もいるのである。

おかげでこちとら、特に気にもならず夜もグッスリ眠れるので別に困らないわけだが、いやしかし、

 

「それがわからんとメシも喉を通らん。飢えて死ぬ。」

 

という切羽詰まった御仁もおられるかと思い、救済の手を差し伸べようと思う。

今ココに、インターネットという集合知の力私のサメ・エイ脳の力を見せてしんぜよう!

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サメとエイの違いとは!?

 

さて、サメとエイの違いだが、分類的に見てみると、どっちも

「軟骨魚網板鰓亜綱(ばんさいあこう)」という種類に属する軟骨魚類となる。

 

そう、分類的には同じなのだ。

そのせいで我々はこんなにも悩まされているのだ。

 

そのヒストリー(歴史)を紐解いてみると、今からおよそ4億年前、サメは誕生した。

その後の進化の過程で、様々な種類に分かれていったと考えられる。

 

サメはその当時から現代までほとんどその姿を変えていないらしく、「生きた化石」とも呼ばれる高尚な生物といえる。

フカヒレあざす。

 

そして1億5000年ほど前のジュラ紀、サメの中から現在のエイと呼ばれる生物がニュルッと爆誕したのだ。

 

そうだ、元をたどればヤツらは1つ、クリソツ(そっくりの標準語)で当たり前なのである。

 

 

だがしかし、人類は「サメ」と「エイ」という明確な基準を欲しがってしまった。

果たしてそこに何の意味があるというのか。

なんと愚かなことよ。

 

そして人類が編み出したサメとエイの違い、それは「エラの場所」というあまりにも適当なシンプルな基準であった。

 

サメのエラは、ご覧の通り体の側面についている。

 

対してエイのエラは、体の下側にある。

 

 

これがサメとエイの違いなのである。

つまり、体の形の違いではないのだ。

 

もしホオジロザメのエラが体の下についてたら、ホオジロエイになっていたし、

オニイトマキエイのエラが体の横についてたらオニイトマキサメになっていたのである。

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だがしかし、「流線型がサメ、平べったいのがエイ」というイメージが我々に与えた影響は大きかった。

そのおかげでサメなのかエイなのかよくわからない生物が誕生してしまったのだ…。

 

 

サメのようなエイ、エイのようなサメ

 

世の中には何事も例外が存在する。

しょせん、人間が定めた尺度なんかでは自然界を推し量ることなどできないのである。

 

世界にはまるでサメのようなエイや、エイのようなサメがいたのだ。

 

さあどうする人類。

お前たちはこの驚異にどうやって立ち向かうのだ。

 

人類「どうでもいいよ」

 

(´ω`)

 

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シノノメサカタザメ

<出典:ウィキペディア

 

エイの頭、サメの体を持つ謎の生き物。

見た目だけではもはや判別など不可能である。

 

名前はサメなんだから、サメなんだろうと思いきやエラは体の下にある。

エイじゃんか。

誰だ、サメっつったヤツは。

 

 

このエイ、実は非常に珍しい種類で絶滅も危惧されている。

 

体長は3メートル近くにもなる。

海底付近をサメみたいに普通に泳いで生活しているようだ。

 

 

カスザメ

<出典:ウィキペディア

 

こちらもエイにサメのシッポが生えたような形態をしている。

だがこちらは名前の通り、サメである。

 

全長は2〜2.5メートルくらい。

 

エラの位置は、「体の側面の下のほう」というなんとも微妙な場所にある。

 

「どっちにする?」

「うん、まあサメでいいんじゃね?」

 

ということだろう。きっと。

 

肌は非常にザラザラしたサメ肌。

大根もおろせる。

 

とはいえ、海底に張り付いて獲物を待ち伏せるエイのような生活感。

海底の砂に潜って頭上を通る獲物を海水ごと丸呑みする。

 

お前、ホントはエイじゃないのか。

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ノコギリエイ

 

頭の先にノコギリが付いたエイ。

これも見た目はエイみたいな平べったい頭に、サメの体をしている。

エラが下についてるのでエイね。

 

特徴はなんといってもノコギリ。

これを振り回して魚を気絶させたり切断したりして食べているようだ。

 

 

ノコギリの下側にはロレンチーニ器官ていう、生物が発する電気を感知するセンサーがついててそれで海底の砂の中にいる獲物を探り当てる。

 

最大で全長7〜8メートルになるという、非常に大型種。

自然界ではレアキャラ。

 

 

ノコギリザメ

<出典:ウィキペディア

 

ノコギリエイと非常に似てるけど、こっちはサメ。

(エラが横にある)

 

ノコギリの使い方はエイと同じ。

ノコギリエイとの違いは、

 

・サメにはヒゲがある

・体長は最大でも1.7メートルくらい

・サメの歯の大きさはまちまち

・サメの歯は抜けても生えてくる

・エラの位置

 

てな感じ。

 

 

ウチワザメ

<出典:www.izuzuki.com

 

見た目はほとんどエイ。

申し訳程度のサメっぽいヒレがついている。

ウチワっぽい見た目ってことでね。

 

これもサメと名前がついてるけど、実態はエイ。

 

 


 

はい、以上でした。

 

さあこれでアナタも、水族館に行って聞かれてもいないのにドヤ顔でサメとエイの違いを解説する迷惑な人になることができるぞ!

レッツらドン!!