さてみなさん、「ヤタガラス」って聞いたことありますか?
馴染みがあるものだと、サッカー日本代表のユニフォームとか、
パズドラにも出てきます。
で、なんなん、このカラス。
ってか、何でカラス??
あまりご存知ない方も多いかと思いますので、紹介しましょう。
これがヤタガラスだ!
漢字だと「八咫烏」と書きます。
「咫(あた)」とは長さの単位で、1咫=約18センチなので八咫で約144センチとなるわけですが、ここでは単に「大きい」という意味で使われているそうです。
つまり、単に「大きいカラス」であると。
じゃあ大カラスでよくないか。
その姿は3本足のカラスとして描かれます。
このヤタガラス、古くは日本神話に登場し、神の使いだとか太陽の化身だとかと信仰されています。
で、三本足の意味ですが。
wikipediaによると
~八咫烏の三本の足はそれぞれ天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、神と自然と人が、同じ太陽から生まれた兄弟であることを示すとしている。また、かつて熊野地方に勢力をもった熊野三党(榎本氏、宇井氏、藤白鈴木氏)の威を表すともいわれる。 ~中略~ 後世に中国や朝鮮の伝承の鳥「三足烏(さんそくう)」と同一視され、三本足になったともいわれる。~
うん、諸説あると。
過去には2本足で描かれたこともあったらしく、定かではないんですね。
たぶん、
「2本足だと普通のカラスだし、3本足のがかっこいくね!?」
的なノリだったんじゃないかと。
きっとそうだ。
シンボル化
で、なぜサッカーのユニフォームに採用されたかというと。
明治時代、中村覚之助という人物が日本にサッカーを広めたんですが、中村さんは教え子たちからサッカーの神のように称えられました。で中村さんの故郷である和歌山県那智勝浦町にある神社のシンボルがヤタガラスだったんですね。そこからシンボルマークにしよう!ということになったそうです。
「勝利へ導いてくれる」ということで縁起がいいわけですね。
パズドラとか、ゲームに出てくるのはきっとあれだ、
中二的なノリだ、きっと。
「大ガラス」より「ヤタガラス」のがかっこいいから。
でもドラクエには「おおがらす」ってモンスターがいるんですよ。
うむ、潔い。