キノコ狩りの時期になるときまって、毒キノコにやられたニュースがあげられますね。
プロでも見間違えるほど、判別が難しい種類もあるそうで。
「ウホッ、いいキノコ!」などと言っている場合ではない。
キノコスキーな管理人としても、ここは毒キノコの種類と性能とやらを知っておきたいところ。
見せてもらうか!
毒キノコ
・ドクツルタケ
毒キノコ御三家の一本。
日本での死者数最多を誇る、最強の毒キノコの一つ。
「死の天使」なんつーシャレたあだ名まである。
1本(8グラム相当)で1人を殺せる毒性を持ち、食べた後24時間以内に下痢や嘔吐などの症状が出た後、一旦落ち着く。そして1週間ほどの時間差を置いて腎臓や肝臓を破壊し、死に至らしめる。
ハラタケという食用キノコと間違えてしまうケースが多発している。
確かにクリソツである。
・タマゴテングタケ
御三家の2本目。
日本では主に北海道で見られる、道産子キノコ。ヨーロッパではメジャーらしい。
症状はドクツルタケと同じく、2段階攻撃。
タマゴテングタケモドキというキノコもいる。
まぎらわしい。
・シロタマゴテングタケ
御三家3本目。
「御三家、全部同じに見えるやないか」
という声が聞こえてきそうだが、安心していい。管理人も見分けがつかない。
ただ1つ言えることは、
「とりあえず素人は白っぽいキノコには手を出すな」
ということである。
1本食べたら死ぬ。以上。
・カエンタケ
燃えるようなビジュアルのキノコ。
猛毒で、致死量は3グラム程度。
触るだけで皮膚がただれるほどの毒性を持つ。
食べようものなら、まず口の中、食道がひどい炎症に侵される。
そして10分程度で下痢、嘔吐、めまいなどが現れたのち、血小板や白血球が減少し血を作る機能が失われる。全身の皮膚がただれ、言語障害や呼吸困難、臓器不全が起こり死亡する。
助かったとしても、後遺症が残る恐るべきキノコ。
まさに地獄の業火である。
・シャグマアミガサタケ
もう見るからにグロい。
うわーコイツ毒持ってるわー。絶対毒持ってるわー。
食後10時間程度で下痢、嘔吐、痙攣などを起こし、やがて意識障害や内蔵からの出血などが現れ最悪の場合死に至る。
見た目は完全に↓の頭である。
煮沸すると毒が気化し、これを吸っただけでも中毒症状を起こす。
・ツキヨタケ
見た目おいしそうなので、食べて中毒になる人多し。
食後3時間以内に下痢、嘔吐を起こし、症状が重い場合は痙攣や脱水症状を起こし、死亡した例もある。
ちなみに夜は光ってきれい。
・ドクササコ
こちらもおいしそう。
食べてから中毒症状が出るまで1週間近くと、発症まで時間がかかる。
症状としては、手足の先や鼻、そしてあろうことかポコ◯ンまでが赤く腫れあがり、激痛にのたうち回る。
なんたる仕打ち。
あまりの激痛ゆえ、自殺した人もいたらしい。
・ニセクロハツ
しいたけのようなビジュアルで誘う。
2、3本食べれば死亡。
食後24時間以内に発症し、下痢・嘔吐の後、呼吸困難や言語障害、多機能不全などを起こす。重ければそのまま心停止。
というわけでした。
つまるところ、
「トーシローが山さ行って、キノコなんか採るんじゃねぇっぺよ!」
ということだろう。
いちおう参考までに。↓