こんにちは。
どこの家庭にも現れる、あの黒い悪魔。
そう、世界の嫌われ者・ゴキブリである。
今回はそのゴキブリを華麗にハントしてくれる、人類の救世主を紹介しよう。
我らがアシダカグモである!
ややもすれば害虫といって駆除されかねない彼らの本当の姿をお伝えしたい。
間違っても
「駆逐してやる!」
なんて対虫スプレーを浴びせないように。
アシダカグモの生態
では早速、人類の味方・アシダカグモの生態に迫っていこう。
外見
日本最大級の大型クモで、足を広げると13センチにもなる。
CDサイズだ。
色は茶色っぽいような、灰色っぽいような微妙な色で、まだらがある。
その圧倒的な存在感から、
「和製タランチュラ」
とも呼ばれ、一部の酔狂なマニアの間では敬意を込めて「軍曹」とも呼ばれるww
生息地
全世界の温帯〜熱帯に広く生息。
日本でも北海道・東北といった豪雪地域以外で見られる。
もともとは日本におらず、外来種である。
そしてよく人家に侵入する。
いきなりこの巨大なクモがガサガサと這い回る姿を目撃して、卒倒する人もいるだろう。
見た目のインパクトと素早い動きから、不快害虫というレッテルを貼られたかわいそうなクモ。
一部の酔狂なマニアの間では敬意を込めて「軍曹が赴任された」とも言われるww
行動
特定の巣を持たず、夜になるとエサを求めてウロウロする夜行性・徘徊性のクモ。
昼間は薄暗いところに隠れている。
その外見に似合わず臆病で、人が近づいたり振動を感じると逃げるw
かわいい奴よ!
しかしながら、エサとなる虫の前では非常に獰猛になる。
コオロギ、ゴキブリ、ハエ、小型のネズミまで捕食してしまう。
ここで彼の特筆すべき能力について触れておこう。
1.貪欲さ
食事中だろうと、目の前を別の獲物が通り過ぎればそちらを襲うほどのストイックさ。
食欲旺盛というよりも、好奇心で獲物を追う。
動くものを追いかけたい闘争本能だろうか。
「オラ、ワクワクすっぞ!」
2.機動性
機動性もゴイスー。
巨体ながらゴキブリ以上の素早さで追いつき獲物を捕らえる。
壁だろうと天井だろうとデコボコだろうと何のその。
3.感覚器
優れたGセンサーまで装備。
いち早く獲物の存在をキャッチし、相手に悟られることなく近づき捕食。
プレデターか!