こんにちは。
スズメバチの危険性は今さら言わずもがな、ですが。
そんな日本のスズメバチに新たな種類が仲間入りのようで。。
その名も「ツマアカスズメバチ」。
はて、知らんのう…。
という方も多いと思うんで、このスズメバチがどんなハチなのかを調査してまいりゃあした。
どんなハチ?
2012年のこと、長崎県の対馬市で見慣れないハチが発見された。
形状と大きさからするにスズメバチの1種のようだが、国内で見られる種ではないようだ。
「こやつ、新手のクリーチャーか!?」
と確認したところ、このツマアカスズメバチだったというわけだ。
このハチ自体はインドネシア原産のハチなんだけど、現在ではその生息域を急速に拡大中。
今では日本を除くアジア各国、果てはスペインやフランスとか、ヨーロッパにまで範囲が広がっていて、各地で恐れられている。
今後も更にその生息域が拡大される恐れがあるようだ。
そしてそのスズメバチが、この度日本上陸を果たしたというわけである。
この招かれざる客について説明しよう!
見た目
こちらがその画像である。
<出典:www.chunichi.co.jp>
黒っぽいボディに、足の先とケツが黄色くなってコントラストを形成している。
大きさは、女王バチで3センチ、働きバチで2センチほど。
最も凶悪なオオスズメバチよりも一回り小さいけど、ハチとしては十分デカい。
性格
その性格はスズメバチらしく、凶暴につき。
曰く、
「攻撃性が極めて高く、巣に近づいた人を執拗に追いかけて襲う」
<出典:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG11HBP_R10C15A9CR8000/>
とのこと。
他のアジア国では、実際に人が刺されて死亡した事例も起きている。
巣
どんなとこにこいつは巣を作るのか?
巣はまず低い木の中とか、土の中に作る。
そしてハチや子の数が増えてくると、木の上とかに引越しをする。
場合によってはマンションの壁なんかにも作ることがあって、住民が襲われることも…。
<出典:blog.yohbo.main.jp>
どんな被害がある?
で。
こやつが日本に侵入することで、どんな影響があるのか?
まず、このハチがエサとするのはハエやミツバチ。
そう、我らがミツバチちゃんを好んで襲う。
まだだ、ミツバチには「蜂球」攻撃がある!
オオスズメバチすらこれで撃退できるやないか!
ところがだ。
このツマアカスズメバチ、オオスズメバチみたくミツバチの巣を直接襲うことをせず、巣の外にいるミツバチを各個撃破する作戦なのだ。
これではミツバチお得意の蜂球攻撃が使えない。
その圧倒的な戦闘力の差の前に、ミツバチは為す術なし。
フリーザ VS ネイルのようなものである。
恐ろしい子!
養蜂業者はもうてんやわんやですよ。
このハチが広まると、ミツバチが減少して養蜂業者が困るだけでなく、ミツバチを受粉に利用する農作物の減少も心配される。
さらにスズメバチの中でも、このハチに勝てるのはオオスズメバチくらい。
オオスズメバチがいない地域では天敵がおらず、一気に生態系の頂点にあがっちまうもんだから、やりたい放題。
これがヨーロッパとかアジアで急速に拡大した原因の1つとされてる。
はい、以上、新手のツマアカスズメバチの脅威についてでした。
日本もただ指をくわえてるだけでなくて、2015年にこのハチを特定外来生物に指定して、駆除・拡大防止の活動を行っている。
ただ、輸入に頼る日本。
侵入経路はいくらでもあり、その芽をつむのは至難。
地域の皆様、このハチを発見されたならば、すぐさまお役所へ連絡をしていただきますようよろしくお願いします。