こんにちは。
夏も終わりになってくると、鈴虫やらなんやらが鳴き出しますねぇ。
あの音を聞くと、なんとも言えぬ郷愁を感じる人も多かろうて。
<出典:blogs.yahoo.co.jp>
スーパーでも虫カゴに入れられて叩き売られてたりするしねww
しかしながら、鈴虫がなぜ、どうやって鳴いているかを知っている人は意外と少ない。
ここではそのメカニズムについて解説していこう。
鈴虫が鳴く理由
まず鈴虫が鳴く理由だけど、答えは簡単。
オスがメスにアピールしてるだけ。
セミといっしょや。
つまり鳴くのはオスだけね。
ちなみに、メスへのアピール以外にもオス同士の縄張り争いのときに鳴くときもある。
鈴虫はどうやって鳴いている?
では、鈴虫はどうやってあの音色を出しているのか?
実は、鈴虫のあの「リーン」というきれいな音は左右の羽根をこすりつけて出しているのだ。
それぞれの羽根にはギザギザがついていて、それらをこすり合わせることで音が出る仕組み。
あの楽器のギロっていうの?
あんなイメージ。
さらに羽根の一部には音を大きく響かせる機能を持った「発音鏡室」と呼ばれる部分があって、鳴らした音をスピーカーみたく増幅させることができる。
羽根のギザギザをこするだけでなんでリーリーいう音が出るんかは解せぬ…。
鈴虫のうんちく
さて。
その鈴虫だが、一般にはあまり知られていないトリビア的な要素があるんで紹介しよう。
まず、鈴虫は基本的に飛ばない。
そもそも羽根のある昆虫は普通、4枚の羽根があるんだけど、この鈴虫は2枚しかない。
ていうか最初はちゃんと4枚あるんだけど、途中で2枚は抜け落ちてしまうのだ。
残った2枚は鳴くための羽根なんで、空を飛ぶことを犠牲にして音を出すことに特化した昆虫なのである!
なので移動は徒歩。
あとたまにジャンプしたり。
鈴虫の活動時期は、だいたい15℃以上で、真夏はいない。
なので夏の終わりから秋に鳴くわけですね。
15℃を下回ると鳴かなくなっちゃうんで、けっこう短い…。
それと、生物界ではよくあることだけど、鈴虫も交尾後はメスがオスを喰らう。
意外と肉食系な昆虫なのである。
けっこう共食いなんかも多いんで、何匹か飼ってる人は気をつけてくだしぃ〜。
はい、以上、鈴虫でした。
秋の風物詩として鈴虫をお楽しみくだせぇ、ダンナ。
そして共食いには気をつけましょうww