肉体
そして、ヘビの肉体そのものの機能である。
まず骨格。
ヘビの下顎とかアバラの骨は人間みたく前で繋がってない。
なのでパカっと大きく開いて大きな獲物を飲み込むことができる。
それから筋肉。
ヘビを引っ張って振り回したことのあるやんちゃ少年ならわかるだろうけど、ヤツらはかなり力がある。
まさに全身筋肉なのである。
でも実は毒ヘビと無毒ヘビでは筋肉に大きな違いがある。
・毒ヘビは瞬間的に相手に噛み付く必要があるんで、瞬発力を重視した筋肉。
・無毒ヘビは相手に巻き付いて締め上げる力が必要なんで、持久力を重視した筋肉。
そして体の表面を覆うウロコ。
なんでヘビはあんなに気持ちいいくらいに滑らかにスルスルと移動することができるのかと疑問に思ったことはないだろうか。
無いか、そうか。。
最近の研究でヘビのウロコは超高性能な潤滑油でコーティングされていることが分かった。
この潤滑油は人間の髪の毛の数万分の1程度の薄さしかないのに、ウロコの表面から剥がれることもないという。
確かにヘビを掴んだら手が油でギトギトになったなんつー話は聞いた事がないし、なったこともない。
どうもこのコーティング技術は、現在の人間のテクノロジーでは再現できないほどの完成度を誇るらしく、今後の技術開発に役立つ可能性を秘めているそうだ。
はい、以上がヘビの能力についてでした。
人間のテクノロジーを上回るほどの能力を秘めたヘビの魅力に気づいていただけただろうか。
一回、ヘビを手にとってみるのをオススメする。
意外と気持ちいいから。