こんにちは。
海は、ご存知の通り美しい魚で満ち溢れている。
何も熱帯魚に限らず、日本近海にだって現れる。
そうだ、ヤツの名は「ミノカサゴ」。
別名、「海の貴婦人」とも呼ばれるその魚はフリフリなヒレを身にまとい、優雅に海の中を泳いでいる。
だがそんな貴婦人、実は毒針を隠し持っているというではないか。
チクショウ、こいつぁとんでもねぇアバズレだぜ!
はい、そんなアバズレについてです。どぞ。
ミノカサゴの毒針が危険!!
ミノカサゴ、英語名「ルナ・ライオンフィッシュ」。
なんだそのカッコイイ名前は。
見ようによってはライオンのたてがみにも見えなくはない、ド派手なヒレを持つ。
優雅に泳ぐミノカサゴ↓
う、美しい……ハッ!!
だがミノカサゴは、猛毒を含んだ毒針を隠し持っているのだ。
こいつ、暗器使いか。
貴婦人とは名ばかり、とんでもないアバズレである。
毒針は背びれ、尻ビレ、胸ビレなどに点在。
刺されようもんなら、激痛と腫れに悩まされることになる。
海中で刺されたりすると、ショックで溺れたりもするから注意。
症状が重い場合は嘔吐・発熱・呼吸困難とかを引き起こすことも。
この毒を自覚してか、性格も気性が荒く攻撃的。
キレると人間にも背ビレを突き立てて襲い掛かってくる。
貴婦人が聞いて呆れる、とんでもないアバズレである。
夜行性なんで、昼間は岩陰でじっとしてることが多い。
ゆえに、ダイバーなんかが気付かずに触ってしまって刺されるケースもある。
ミノカサゴの捕食が美しくない件。
んで。
さすが攻撃的な貴婦人だけあって、その捕食方法も優雅で上品極まりない。
そうそう、ヒレを使ってジリジリと獲物に近づき、最後はただ1つ変わらない吸引力でスポッとだな…。
これのどこが貴婦人だw
コイツは他の魚を食べる捕食者で、「ハナミノカサゴ」っていう種類のヤツは
“海のターミネーター”として恐れられている。
<出典:casinoblackjack.blog.fc2.com>
もともとはインド洋とか太平洋に生息してたんだけど、近年、大西洋にも進出。
(ていうか人為的に持ち込まれた。)
そこで在来種の魚を根こそぎ食い荒らしているらしい。
しかも繁殖力も旺盛ときた。
大西洋で魚を食いつくさんとする姿は、未来で人類を殲滅しているターミネーターの如し。
I’ll be backどころじゃない、ゴリゴリに攻めまくってる。
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