こんにちは。
潮が引いている間だけ姿を現す干潟。
そこには一見何も無いようで、実はいろんな生物が住んでいるのだ。
今回紹介するのは、小さなカニ「チゴガニ」。
このカニ、潮が引いてる間だけ巣穴から出てきては、
ダンスを踊るというではないか。
しかも性格が悪いという、チゴガニの生態に迫る!
チゴガニのダンス(ウェービング)とは!?
さて、潮も引いて干潟が姿を現すころ、巣穴からチゴガニも集団で姿を現す。
体長は1センチ程度の小さなカニだ。
まずは何をするかというと、とりあえずメシだ。
みんなして一斉に両のハサミを使って泥からメシをこしとって食べる。
ひとしきり食い終わったころ、チゴガニは
両ハサミを振り上げるような動作を行う。
これがダンスの始まりだ。
<出典:machi-memo.jp>
集団のどこかでダンスが始まると、まわりのカニもつられてダンスを開始。
シャルウィーダンスだ。
ワッショイ
ヽ(゜∀゜)メ(゜∀゜)メ(゜∀゜)ノ
ワッショイ!!
集団で一斉にワッショイワッショイするもんだで、パッと見波のように見えることからこの動作は「ウェービング」と呼ばれる。
野球場のスタンドで観客がやるアレね。
ダンスの目的は?
んでこのワッショイの目的は何なのか。
お腹いっぱいになったから腹ごなしをしてるわけではない。
実はコレ、まだ確実な理由は分かっていない。
なぜワッショイなのか、なぜ他のカニもつられてワッショイするのか、イマイチ謎なのである。
そんな中、有力な説がある。
このワッショイはオスしか行わないのだ。
つまり、これはメスへの求愛行動であると。
<出典:banzuhigata.at.webry.info>
メスを誘ってこっちだワッショイしているわけだ。
だがこんなにいっぺんにワッショイしたら、メスもどこに行ったらいいかわからない。
ゆえにオスは、あの手この手を使って他のオスのワッショイを妨害するのである。
勝てばよかろうなのだぁ!!
オスがどんな妨害をするかというと、
・相手の巣穴を埋める
・相手の巣穴のまわりにバリケードを築く
といった、要は他のオスに対するイヤがらせである。
<出典:www.hop-job.com>
「・・・・・・・・。」
これが学校なら完全にイジメに繋がっている。
そう、コイツらは自分の力で一歩抜きん出るのではなく、足の引っ張り合いで優位に立とうとする、腐れ根性の持ち主なのだ。
暗い。暗すぎる。
これではメスにモテるわけがない。
それを知ってか知らずか、オスはさらにこすい手を使う。
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