こんにちは。
海の底、深海は奇々怪々な生物の宝庫である。
その様相はまさに魑魅魍魎。
そんな深海生物たちは、暗闇の中で独自の進化を遂げてきた。
ある者は発光し、またある者はなんだ、…発光する。
<出典:blogs.yahoo.co.jp>
てことで、深海で怪しく光る発光生物たちと、発光する理由・仕組みについて紹介しよう。
発光する深海生物たち
ホテイエソ
なにこれキモい。
漆黒のボディにうすら笑い顔の深海魚。
下あごからピョロンと伸びたヒゲのさきっちょに発光器がついてて、それをフリフリして他の生物を誘惑し、鋭い牙で捕食する。
発光器は目の下、体の下側にもある。
泳いでるとこはこんなん。
アトラクラゲ
・・・・・・・。
なんぞこれ。
この謎のクラゲ、威嚇の際に発光するらしいけど、
どう見てもただ目立ってるだけに見えるがどうか。
チョウチンアンコウ
<出典:diving.tank.jp>
深海魚といえばね。
コイツよね。
デコから伸びたアレの先端には「エスカ」という名前で、発光バクテリアが光を発している。
コウモリダコ
<出典:do-butsu.com>
別名、「吸血イカ」の名を持つ深海生物。
タコなのかイカなのかどっちやねんと。
どうもイカとタコが分かれる前の種類の生物と考えられてるらしい。
発光するのは青く光る巨大な目、8本の足の先。
さらに足の先の発光器から、光の粒子を放出することで敵の目をあざむくことができる。
さらに敵からの防衛手段として、「パイナップル」と呼ばれるモードになることがある。
足と外套膜をブワーッと裏返して、内側のトゲトゲを見せつける体勢になるのだ。
でも別に攻撃するわけじゃないのよね…。
ミツマタヤリウオ
<出典:www7a.biglobe.ne.jp>
なんかさっきのホテイエソっぽいんだけどね。
英語だと「ブラックドラゴンフィッシュ」という中二病な名前。
ホテイエソと同じく、下アゴのヒゲの先に発光器を持っている。
メスはオスの10倍くらいの体長で、
オスはほとんど生殖のためだけに生きてるようなもんだと。
稚魚の頃はなぜか目が飛び出している。
<出典:do-butsu.com>
ユウレイイカ
<出典:www.knock.ne.jp>
深海に住む、デロデロぶよぶよしたイカ。
コシが無い肉体ゆえに幽霊。
コイツは全身に数十個もの発光器を備えてるんで、光るときは全身が光る。
とってもレアなんで、見つかるとニュースになる。
クシクラゲ
<出典:ailovei.com>
クラゲっていう名前がついてるけど、実はクラゲじゃない。
「有櫛動物(ゆうしつどうぶつ)」っていう種類。
体の側面に板みたいな櫛みたいなビラビラがたくさんついてて、これが光を反射して七色に光り輝くのだ。
(なので正確には発光じゃないんよ。)
フウセンウナギ
<出典:p.twipple.jp>
全長1メートル以上になる、デカイ頭(ていうか口)と細長い体が特徴の深海魚。
尾の先に発光器がついてて、これで獲物をおびき寄せると考えられている。
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