こんにちは。

 

日本では非常に一般的な淡水魚、「ドジョウ」

<出典:東京淡水魚図鑑

 

今では何か昔懐かしいイメージすらもたれてしまうほど、見かけなくなってしもうた。

 

今の都会のヤングたちは、ドジョウを知ってるのかね。

昔はよく近くの川で採れたもんだがのう。

 

今こたび、忘れ去られようとしているドジョウに再び日の目を見せるために私は立ち上がった。

 

ドジョウたちよ、歓喜せよ!

今、ドジョウの輝ける姿をドバーンとクローズアップするのだ!

そしてあわよくばドジョウ料理を食ってみたい。

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ドジョウの種類と見分け方は?

 

ドジョウは、「コイ目ドジョウ科」に属する淡水魚のことを指す。

そうだ、ドジョウはコイの仲間だったのだ。

 

ドジョウと一口に言っても、実はいろんな種類が存在している。

日本で一般的なのはコイツら。

 

マドジョウ

<出典:フォト蔵

 

 

シマドジョウ

<出典:魚類図鑑

 

 

スジシマドジョウ

<出典:www.geocities.jp

 

 

アジメドジョウ

<出典:opencage.info

 

 

アユモドキ

<出典:Biglobe

 

実は天然記念物。

浜崎あゆみのニセモノではない。

 

 

ホトケドジョウ

<出典:魚類図鑑

 

 

そう、基本見分けがつかないのである。

体の表面の模様で判断するしかない。

 

お腹が白いのがマ、

点が横に並んでるのがシマ、

横縞なのがスジシマ、

波線がアジメ、

縦縞がアユモドキ、

ブチブチがホトケ。

 

こんな感じで覚えてちょんまげ。

 

そして中にはこんな派手な観賞用のヤツまでいる。

 

 

ヒドジョウ

<出典:よもぎねこです

 

オレンジ色の白変種。

 

 

クラウンローチ

<出典:pepy

 

それでもドジョウか貴様!

 

 

クーリーローチ

<出典:そらいろネット

 

こんなのオレが知ってるドジョウと違う…。

 

 

ドジョウの生態

 

さて、ドジョウの見分け方がわかったところで、ドジョウの生態についてだ。

 

ドジョウは日本、中国、台湾、朝鮮半島とかの東アジアに生息している淡水魚。

 

サイズは10〜15センチくらいだけど、種類によっては20センチを超えたりもする。

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ドジョウといえば口のまわりにあるヒゲ。

上顎に3対、下顎に2対の計10本だ。

 

ヒゲには人間の舌にもある味蕾(味を感じる器官)があって、ヒゲを使ってエサを探したりする。

 

基本はエラ呼吸なんだけど、たまに水面まで上がって空気を吸い、腸を使って呼吸することもできる謎仕様。

ゆえに肛門から呼吸後の空気を排出することがある。

 

つまり、だ。

 

ドジョウは屁をこく魚なのである。

 

 

水底の砂の中とか、物陰に隠れるのが好き。

ウロコらしいウロコを持たず、体の表面はヌルヌル。

 

食性は雑食で、小型の甲殻類から虫、微生物の死骸やら何でも食べる。

水底にいるんで、口は下向きについてて落ちてるものを拾いやすくなっておりますよ。

 

 

ドジョウの飼育法

 

何を隠そう、私はかつてドジョウを飼育していたのである。

近所の用水路で、鼻水をたらしながら網ですくったらドジョウが何匹かとれたものよ。

 

「うはははは!獲ったどー!!」

(※当時は「獲ったどー!」という名言は無かった。)

と、捕獲したドジョウを家に持って帰り、親にドヤ顔で見せて飼育を許可してもらったのだ。

 

それから私とドジョウとの愉快な共同生活が始まった。

水槽が汚れれば掃除をし(親父が)、水が汚れれば新しいものに換え(親父が)、

楽しくエサを与えた(主に親父が)。

 

ドジョウはすくすくと育っていったが、1年もすると私が飽きてきて、というか親父が世話をするのが億劫になってきて、泣く泣く元いた場所へ放流したのだった。

 

という悲しい過去を持つ私が、ドジョウの飼い方を解説しよう。

 

 

ドジョウは基本的に、丈夫な魚なので比較的飼育は容易。

ド素人の親父ですら飼育できたくらいである。

 

まず水槽は大きめを用意しよう。

体長15センチくらいになるし、よく動き回るからね。

 

あとある程度の深さも必要。

元気がいいと水面から飛び跳ねることもあるんで、フタはしっかりと。

 

水槽の底には、細かい砂をしいてやること。

もぐりこむ性質があるんで、細かい砂ならもぐりやすいでね。

<出典:近所の自然観察.log – FC2

 

・・・・・・・・。

 

 

あと水草とか、小さい植木鉢的なヤツで隠れる場所もあるとなお良し。

 

寒さには弱いんで、直射日光の当たらない明るい場所に水槽を置いておくとよい。

冬場はヒーターで。

 

水質はきれいにして、食べ残しとかウンコとかがあれば除去。

汚れてきたら新しい水と入れ替えよう。

(水道水なら、1日くらい置いて水素を抜く)

 

エサは何でもよく食う。

魚用のエサとか、豆腐とかでも食べる。

1日2回くらいやっとけば十分。

 

比較的おとなしい魚なので、金魚とかメダカとの混泳も可能。

 

どうだ、良いことしかない。

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ドジョウ料理あれこれ

 

そして貴重なタンパク源としても役に立ってくれるドジョウ。

さまざまな形で我々の胃袋を満たしてくれるのだ。

 

 

蒲焼き

地方によっては、ウナギの代用としてドジョウの蒲焼きを食べる。

「ドジョウ1匹でウナギ1匹分の栄養価が得られる」とまで言われるが、

絶対怪しい。

 

 

素揚げ

カリッとおやつ感覚で。

 

 

地獄鍋

鍋の中に豆腐と生きたドジョウを入れて加熱。

ドジョウは熱さから逃れようと、豆腐の中にもぐりこもうとするがやはりそのまま煮え滾る。

 

そして豆腐に頭をつっこんだまま茹であがったドジョウ豆腐の完成である。

これは都市伝説だとのウワサもある。

<出典:livedoor Blog

 

( Д)

 

本当の地獄はここにあった。

 

 

ちなみにドジョウは寄生虫の中間宿主だったりするので、生食はやめた方がよろし。

 


 

はい、以上でした。

 

地獄鍋が地獄過ぎてビビる件。