こんにちは。
この世にはびこる、「可愛い」の呪縛。
もはや「可愛い」と口にするだけで女子力の高さを表しており、もはや可愛くないものはお茶の間で話題にさえされない。
ゆえに「ブサかわいい」だの「キモかわいい」だの、強引に「可愛い」をつけることで女子から注目されようという輩まで出る始末。
キモいもんはどうしたってキモいからね。
そんな「可愛い旋風」は、海の中にまで浸透。
反則級に可愛い魚がいるというではないか。
その名も「ダンゴウオ」。
<出典:ブログトップ – So-net>
ダンゴ好きの私からすれば、名前だけでどツボである。
さあ、世の女子よ、可愛いものを見たくばダンゴウオを見るがいい。
ダンゴウオ(フウセンウオ)が可愛すぎるという。
ではさっそくダンゴウオの動いている姿を見てみよう。
うおおおお!!
かわいいーー!!
これはかわいい。
何を考えているのかわからない顔(いや多分何も考えてない)、
ちっちゃなヒレで「ブーン」と泳ぐ姿、
そして何やら接地面に固定されているような置物感。
これがダンゴウオだ。
これは可愛いもの好きな女子たちだけでなく、屈強な漢たちもを虜にしてしまいかねない。
想像するのは危険だ。
兎にも角にも、こんなに可愛い生き物kawaii文化の伝道師であるジャパニーズが放っておくはずもない。
現に、キーホルダーになったりガチャになったり、すでにマスコットとして商品化されている。
すぐに金儲けに走るからな。
ダンゴウオの種類
ダンゴウオと一口にいっても、いろいろと種類が豊富。
見てるだけでも楽しいのだ。
ヒゲダンゴ
コンペイトウ
<出典:haveagood.holiday>
ナメダンゴ
<出典:Heaaart>
ランプサッカー(ヨコヅナダンゴウオ)
<出典:ウィキペディア>
ホテイウオ
<出典:カラパイア>
何かが違う。
最後の方に若干、どう見ても可愛くないのが混じってるけど、
基本的にどいつもコイツも可愛いのである。
ちなみに稚魚にいたっては、頭に輪っかの模様、通称「天使の輪」が光り輝いている。
ダンゴウオたんマジ天使。
<出典:oceana.ne.jp>
だれだ、水槽に入れてハアハアしたいなんて思ったヤツは!
オレか!
ダンゴウオの飼い方、販売価格は?
そして気になる飼育方法とお値段である。
ところがここで残念なお知らせがある。
実はダンゴウオの飼育は難しく、初心者にはおすすめできない物件らしいのだ。
しかも本体価格も数千円〜1万円くらいと、比較的お高め。
さらになかなか市場に出回らないこともある。
飼育のポイントとしては以下の2つ。
・海水
・冷水
海水魚なので、海水は必須。
海水の素とか、なじませたりで手間がかかる。
冷たい海に生息する魚なので、水温管理も重要。
だいたい15度〜20度くらいをキープしておく必要がある。
ゆえに夏場は気をつかう。
可愛さのあまり
「キャー!!
ダンゴウオはけーーん!!(・∀・)」
と勢いで買ったものの、数日で死んじまっただパターンも多いと聞く。
なので「私、(魚を飼うのは)初体験なの」というウブでピュアな方はとりあえず金魚あたりで修行してみてはどうだろうか。
ダンゴウオの生態
じゃあ、そんな愛しきダンゴウオの生態について解説しよう。
ダンゴウオは北極海とかの寒い海で生息している。
なんといっても特徴的なのが丸っこくてイボイボしたボデーに、吸盤状の腹ビレである。
裏はちょっとキモい。
この吸盤を使って岩やら貝やら、ほかのダンゴウオの頭やらにくっついていることが多い。
体長は10センチ以下の小型がやはり好まれてるけど、実は60センチにもなる大型のヤツまでいる。
ちっちゃいヤツは大人でも2、3センチ。
これが本当の「大人可愛い」である。
<出典:bokete.jp>
実はこう見えて意外と肉食系。
ゴカイやらちっちゃいエビとかカニ、軟体動物なんかを食べている。
そして気に入らないエサはこのように吐き捨てる。
いるんだよ、こーゆー「ボクは草食系です」みたいな顔して実は女性をたぶらかす絶倫大魔王みたいなヤツ。
いるんだよ!
こいつはメチャゆるさんよなぁぁぁ!
寿命のほどは大体1〜2年ほど。
夜行性で、明るいうちは岩陰とかに身を潜め、夜になるとエサを食べに活動を始める。
ご覧のように申し訳程度のヒレしかないので、泳ぐのはヘタ。
だがそれがいい。
このように、見た目が可愛いっていうだけですべて許されるのだ。
でもお前は可愛くないからね。
お前もな。
日本でも採集できる
実は、ダンゴウオは日本の海でも採集が可能である。
寒い海に住んでるだけに、12月〜2月くらいの冬の時期になると見られることが多い。
場所と種類によっては、海の水温が低ければ初夏くらいでも見れることもあるという。
夜行性だもんで、昼間はよく探さないと見つけられないかもしれない。
けっこう浅い場所にいることも多いんで、フルアーマーダイビング装備をしてかなくてもOKでござる。
はい、以上でした。
よく考えたら、夜の冬の海に潜るってそれただの罰ゲームだったンゴw
こんにちは、以前水族館でフウセンウオを見て以来、団子仲間を飼いたいと野望を抱いていましたが、記事を読んで 初心者なので金魚にしよう…と考え直しました。死なせたくはないので背伸びはやめます。分かりやすくて面白い記事 ありがとうございました。追伸・横綱ダンゴウオとホテイウオが可哀想や!…とは思いましたが、まあ、その通りやな…と納得もしました。かしこ。
宇佐美さん、コメントありがとうございます!
そうですね、とりあえず金魚飼育の免許皆伝を取得されてからの方がよろしいかもしれませんね。
でもその頃にはアリゲーターガーあたりの巨大魚が好みになっているかもしれませんね。