こんにちは。
名前も似ていて姿も似ている、区別が非常に厄介な生物。
そう、イモリとヤモリだ。
<出典:gaku-sha.com>
何となく違うことはわかってるけど、でも何かハッキリしなくてもどかしい…。
そんなアナタに朗報。
イモリとヤモリの特徴から見分け方、そして覚え方までをオジサン解説しちゃうぞぉ。
これを読んだらもう、区別がつかないなんて言わせないんだからねっ!!
イモリとヤモリの違いとは?
まずは両者を写真で見比べてみよう。
こっちがイモリで
<出典:ja.wikipedia.org>
こっちがヤモリ。
<出典:homepage3.nifty.com>
まあ確かにフォルムは似てるけど、全くの別物である。
つんく♂と上沼恵美子くらい別物である。
じゃあ別々にどんな生物か確認してみよう。
イモリ
イモリは「ニホンイモリ」とか単に「イモリ」とかって呼ばれるけど、
正式には「アカハライモリ」である。
腹が赤いからだ。
イモリは日本固有の両生類である。
体長10センチほどで、見た目は完全にトカゲのソレだ。
色は全身が黒っぽいけど、腹だけが赤と黒のマダラ模様になっている。
この赤と黒のマダラは警戒色とされてて、実はイモリはフグと同じテトロドトキシンていう毒を体内に持っているのだ。
なのでイモリを喰ったら死ぬのかと思ってたら、古来日本ではイモリの黒焼きなるものを食べる風習もあったようで、死亡例は無いそうだ。
ただしイモリを触った手で目をこすったりすると、炎症を起こすこともあるんでそこんとこは注意。
さらにイモリは再生能力が高く、シッポや手足がもげようとも再生可能。
ピッコロさんのアレをイメージしてもらえればわかりやすい。
さらには眼球のレンズさえも修復可能だという。
この毒と再生能力で、鉄壁の防御を誇るのがイモリ。
ちなみにイモリは漢字で書くと「井守」で、井戸を守る主としての説が強い。
ヤモリ
続いてヤモリ。
こっちの正式和名は「ニホンヤモリ」。
ニホンってつくけど、実はもともと外来種。
ヤモリは完全なる爬虫類で、トカゲの1種である。
体長はヤモリと同じかちょっと大きいくらいで、全身はウロコに覆われている。
色は灰色っぽい。
有事の際には、「トカゲのシッポ切り」よろしく、シッポを自切することがある。
切ったシッポはビタンビタン動くんで、敵の目を引くのに十分な効力を発揮する。
もちろんその後は再生可能。
ヤモリを漢字で書くと「家守」で、昔から害虫を食べてくれるありがたい存在だったことが伺える。
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