こんにちは。
絶滅危惧種。
誰しも一度は耳にしたことがあるだろうて。
これは今まさに絶滅しかけている生物のことを指している。
けども実際、
「どうなったら危惧種になるんや?」
「天然記念物とは何が違うんや?」
といった疑問もある。
それらの疑問含めて、原因とか保護活動を交えながら調べてみましたよ!
絶滅危惧種とは?
国とか、特定の機関によって定められた
「今後の生存が危ぶまれる生物」
のことである。
ここ日本では環境省がその選定をしていて、法律で定められてるとかいったことはない。
世界的には、国際自然保護連合(IUCN)がその役割を担っている。
<出典:www.globalmammalforum.org>
絶滅危惧種の区分
で、その絶滅の恐れがある生物一覧を「レッドリスト」と呼ぶ。
んでさらに、「レッドデータブック」ってのも作成されていて、
こちらはレッドリストに上がった生物の生態、生育環境、分布、危惧の原因・保全方法とかの詳細情報をまとめた資料のこと。
レッドリストでは、生物をIUCNの基準に則って分類分けしている。
分類は↓の通り。
・絶滅
・野生絶滅
・絶滅危惧IA類
・絶滅危惧IB類
・絶滅危惧II類
・準絶滅危惧
・軽度懸念
・情報不足
てな感じ。
上から準に危険度が高くなっている。
それぞれの分類の定義は…
・絶滅
すでに絶滅した(と考えられる)種。
・野生絶滅
飼育、栽培下で生息している状態でのみ生存している種。
・絶滅危惧種IA類
ごく近い将来、野生での絶滅の危険性が極めて高い種。
・絶滅危惧種IB類
近い将来、野生での絶滅の危険性が高い種。
・絶滅危惧種II類
絶滅の危機が増大している種。
・準絶滅危惧種
現時点では絶滅の危険性は低いが、生息条件の変化によっては上位のランクに移行する可能性がある種。
・軽度懸念
上位のどのランクにも属さない種。
・情報不足
評価するだけの情報が不足している種。
と、こうなっている。
これらの区分にどうやって当てはめるかは、細かい基準があるんで割愛。すまぬ。
詳しくはこちらをどうぞ⇨レッドリストと判定基準
天然記念物との違いは?
じゃあ天然記念物とは何が違うんか?
天然記念物とは、文化庁が「文化財保護法」に則って指定する。
特定の生物単体だけじゃなくて、生息地とか繁殖地ごと天然記念物とすることもできる。
基準は
「文化的価値が高いんで、後世に残すべき」
っていう意味合いが強くて、個体数の多い少ないは実は関係ない。
なので天然記念物だけどウジャウジャいる、みたいなことも多々あるとw
う〜ん、あんまありがたみがねえなあ。
絶滅危惧種はどれくらいる?
現在、日本にはどれくいの絶滅危惧種がいるのか。
日本では動物、植物、虫とかもろもろ合わせて9万種以上の生物がいると考えられている。
そのうちレッドリストに登録されてるのは、2012年の段階で3430種。
この数字が多いのか少ないのかはわからんけど、日本だけでもそれだけの生物が絶滅の危機に瀕しているってことである。
ちなみに世界規模で見ると、絶滅危惧種は9万種にも登る。
おいおい、日本にいる生物の種類と同じだけやないかい。
では、その原因と対策について見てみよう。