こんにちは。
東京は目黒、都会の真ん中に佇む魅惑の花園。
そこで人々が目にするものは、目くるめく謎と神秘の世界である。
その世界の名は「目黒寄生虫館」…。
そこでは恐ろしく、妖しい魅力を持った数々の寄生虫たちが我々を出迎えてくれるという。
このたび私めは、念願叶ってこの禁断の地へ足を踏み入れた。
それも我が最愛の嫁を連れて、である。
断っておくが、これは決して嫌がる嫁を無理矢理連れて行き、
「ぶおあぁ、これがサナダムシだぁ!
これが腸の中にいる気分はどうだ?ん!?」
という寄生虫プレイをしに行ったわけではない。
あくまで己の寄生虫に対する知見を深め、生物の多様性をこの目で垣間見ようという、知的好奇心の表れであることをご理解いただきたい。
そしてあわよくば嫁にこの神秘の世界の体験を通じて、寄生虫という大いなる存在への理解を深めてもらおうという、いわば啓蒙活動なのである。
そこには高尚な思想があるのである。