こんにちは。
白い動物は何かと話題である。
白ヘビとかね、白いってゆーだけで神の使いみたく神聖視されちゃったりね。
そんな中、白いライオン、ホワイトライオンが存在するのだ。
<出典:Sputnik 日本>
ウヒョーッ!!
こいつぁすげぇぜ!!
いったい、この白いライオンは何なのか。
なぜ体が白いのか。
カッコいいからなのか。
ホワイトライオンの謎にせまれ!
ホワイトライオンはアルビノ?なぜ白いのか
んで。
ホワイトライオンの白さはアルビノなんだろうか。
アルビノってのはアレね。白化っていう突然変異ね。
こう、全身が白くて目が赤いヤツ。
<出典:sec.wisecart.ne.jp>
でも、ホワイトライオンは確かに白いけど、目は普通。
そう、アルビノと違う「白変種」。
<出典:lifestyle.jp.msn.com>
白ライオン「アルビノとは違うのだよ!アルビノとは!」
じゃあホワイトライオンの白さのヒミツはなんでござるか。
ここに有力な説がある。
昔々、まだ地球が雪と氷に覆われている氷河期のころ。
ライオンの祖先たちは極寒の世界で暮らしておったそうな。
その世界は今のサバンナみたく、木や草が茂る青々とした風景じゃなく、あたり一面銀世界だったわけである。
<出典:ダイダケ.com>
その世界で獲物を狩るため、ライオンたちは自分の姿を獲物から見えにくくしようと。
つまり、体を白くしてしまえば見えまいと。
まるでステルス迷彩をまとったかのごとく、ホワイトライオンは雪にまぎれて狩りを行っていたのだ。
やがて時はたち、雪と氷は溶けて地表は現在の姿になった。
そうなるとホワイトライオンの白い姿はもはや不要。ていうか無駄。
サバンナに姿を溶け込ませるため、現在の薄茶色(ていうの?)のライオンが普通になったのだ。
ところが、遺伝子は時にオチャメないたずらをする。
この現代において、氷河期の白い遺伝子がヒョッコリと姿を現すことがあるのだ。
ライオンたちの中に脈々と受け継がれる太古の白い遺伝子が突然呼び覚まされる。
浦飯幽助が魔族大隔世で妖怪に目覚めた的なアレだ。
そうやって偶発的に、現代にホワイトライオンが蘇るというわけだ。
もっともらしい。
だがしかし、現代に現れたホワイトライオンには、厳しい現実が待っている。
雪に覆われてない場所で、その白い姿は目立ちすぎなのである。
狩りに行こうにもバレバレである。
子供にいたっては、群れを乗っ取ろうとする他のオスライオンから狙われ、ハイエナとかからも標的にされやすい。
ゆえに野生下では数十頭くらいしか確認されていないという。
無類の強さを誇る連邦の白いモビルスーツのようにはいかぬのだ…。
なので、世界に300頭ほどいるといわれるホワイトライオンのほとんどが飼育下にある。
ホワイトライオンがいる動物園
そんな貴重そうなホワイトライオンだけど、日本でも普通に見ることができる。
姫路セントラルパーク
かつてホワイトライオンの赤ちゃんが生まれたことで話題に。
ついでに双子も。
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