そしてその夢のような能力を自前で発揮する生物がいる。
その名はベニクラゲ。
<出典:athena-minerva.net>
このクラゲは、肉体が老いたりストレスで死にたくなったりすると、ポリプと呼ばれるサナギみたいな状態に変化する。
すると細胞はみるみる若返り、
生まれたばかりのような若々しさで蘇るのだ。
なのでその気になれば地球が滅亡するその日まで生きることも可能なんだけど、
いかんせんすぐに食べられる。
寿命?なにそれおいしいの?
生きとし生けるものにかならず訪れるはずの寿命。
だが、もしその寿命が無いとしたら?
いや、あるにはあるけど、あまりに果てしなく長いとしたらよ。
ハロバチルスという菌は、生物の生存期間のワールドホルダーである。
その年数は…
250,000,000年!
ん〜、0が多いな。
ん、2億5千万!?
そう、2億5千万年前の岩塩の中からコイツは生きた状態で発見された。
2億5千万年前ってーと、恐竜がやっとこさ出現し始めた頃。
そんな恐竜創世紀から現代まで生き続けることができる生物がいるだと…。
実はこやつ、極限環境微生物って呼ばれる微生物の1種。
なんかすごい熱いとことか、酸性がヤバイとことか、すげー乾燥してるとかとにかく普通に考えたら生物が住めるはずがない場所に住む微生物のことだ。
このハロバチルスも、水分を抜くことで高塩分とか乾燥とか熱とか放射線とかに極端に強くなる性質を持っている。
そのおかげで2億5千万年の時を経て、現代に蘇ったのである。
いかがだったろうか。
脅威の不死身生物、恐るべし。
人間が真似しようにもできないアッパレな方法でした。
コイツらを研究してったらいつかは人間にも応用できるようになるんか。
カリカリのミイラにして水を与えたら復活…ないな。