こんにちは。
間違い無く昆虫最強クラスの凶悪さを誇るスズメバチ。
特にオオスズメバチなんかは他のハチの巣を壊滅させ、向かってくるハチをちぎっては投げ、ちぎっては投げ…。
そんな無双状態なわけだけど、実はオオスズメバチですら敵わない天敵がいる。
その名は「ハチクマ」。
ん?クマ?
ちゃうちゃう、鳥や。
ハチを専門に狩る、猛禽類である。
<出典:yamada.diarynote.jp>
最強のハチすら物ともしない、ハチクマとはどんな生物なのか!?
ハチクマvsスズメバチ
ハチクマの主食はハチである。
特にハチのサナギとか幼虫は栄養価が高いんで、それを狙ってハチの巣を襲撃する。
スズメバチの巣を襲うハチクマ↓
巣を襲われたハチは当然反撃に出る。
集団でハチクマに襲いかかり、文字通りハチの巣である。
これではハチクマといえど、さすがにひとたまりもな…あれ?
<出典:gallery.dcview.com>
平気そうであるw
わんわんハチにたかられてるけど、意にも介さない様子。
巣を襲われて暴徒と化した大量のハチに取り囲まれても、平然として巣を破壊するハチクマ。
どーゆーことや。
<出典:ibc.lynxeds.com>
スズメバチ「解せぬ」
なんで刺されないの!?
なんでハチクマは平気なのか。
これでは完全にハチクマ無双である。
あまりにスズメバチが不憫だ。
といっても、ホントに完全に平気なわけじゃない。
時にはハチに撃退されることもあるようだ。
でもやっぱりハチに対して圧倒的な耐性があることは間違いない。
実はハチクマが刺されない(刺されても平気?)な理由はまだわかってないという。
<出典:mer3053chen.blog124.fc2.com>
でもそれじゃあ記事にならんので、考えられてる説を紹介しよう。
対ハチ用装甲
ハチクマの羽毛は他の鳥と違って、非常に硬質。
それが全身をウロコのように覆ってるために、ハチの針を通さない。
まるでハチに襲われることを前提にしているかのような生物である。
DNAレベルでハチと闘うことが定められているのか。
謎のフェロモン
最初に紹介した動画でおわかりいただけただろうか。
ハチクマは思ったほどハチに襲われていないのである。
巣を破壊されてハチがブンブン飛び回ってるけど、破壊してる張本人に積極的に攻撃を仕掛けているようには見えない。
なんでや、ハチの目は節穴やったんか。
そこで研究者はひらめいた。
ピコーン!!
「ハチクマは自分の体から特殊なフェロモンのようなものを出し、
自分をハチの攻撃対象として認識できないようにしているんちゃうか」
と。
なるほど、それが事実であればハチの攻撃を受けないのも説明がつく。
ハチにとってみたら、
巣が襲われてるのに敵が見えない
という謎現象が起きてることになる。
ハチ「解せぬ」
羽毛装甲とステルス性能という、対ハチ用二重武装でもってハチの巣を襲撃するハチクマ。
その生態とはいかがなものか。
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アシナガバチの巣の下に、アシナガバチのものらしい幼虫が多数散らばっているのを見ました。蜂の巣が鳥かその他の動物に襲われたのかと思い、いろいろWebを検索していて、ここに来ました。ハチクマの可能性もあるかとは思いましたがわかりません。何でしょう。しばらく空き家になっていた家の軒に付いていた巣、その下の別の軒に幼虫が散らばっていました。