こんにちは。
「オレより強いヤツに会いに行く」
そんな暑苦しいスピリットを地でいくニワトリがいる。
それが軍鶏(しゃも)である。
<出典:ja.wikipedia.org>
闘うために生み出され、闘うことでしか己を表現できない哀しき宿命(さだめ)を背負ったニワトリ。
そんな軍鶏と、飼い主である軍鶏師の仁義なき闘いの世界を紹介しよう。
絶対に負けられない闘いが、そこにはある。…たぶん。
軍鶏と軍鶏師、これが闘鶏の世界だ!
闘鶏。
軍鶏と軍鶏同士を闘わせ、勝った方の軍鶏師がファイトマネーを得るという賭博の世界である。
(賭けナシのクリーンな闘鶏もあるらしい)
<出典:blog.goo.ne.jp>
このアンダーグラウンドでのし上がるためには、軍鶏師は自分の軍鶏を
グラディエーターの如く鍛え上げなければならない。
その結果がコレだ。
こんなに可愛らしかったのが
<出典:love-sports-etc.at.webry.info>
こうなるw
月日とは残酷である。
完全にメンチ切ってやがるなコイツw
軍鶏ってどんなニワトリ?
古くから賭博用に用いられてきた品種で、戦闘用に品種改良されてきた戦闘民族である。
江戸時代に闘鶏の始祖であるタイから伝わったと言われている。
「しゃも」っていう名前は当時のタイの名前である「シャム」からつけられた。
そこに無理くり軍鶏っていう漢字を当てたわけね。
肉体は筋骨隆々のガチムチ、気性は荒く闘争本能ゴリゴリ。
しかし首は長くスタイリッシュ。
まさに機能美の塊といえよう。
見よ、この堂々たる姿を!
<出典:blog.livedoor.jp>
サイズによって
「大軍鶏」「中軍鶏」「小軍鶏」
の3種類に分けられる。
他の軍鶏がいるとどちらかが死ぬまで闘い続けるため、飼育は1ケージ1羽が基本。
血を分けた兄弟ですら、物心ついたころから争いを始める。
闘いに敗れたり、闘争心の弱い軍鶏は不要とされ、スタッフがおいしくいただくことになる。
体が大きく筋肉質なんで、ウマイそうな。
なので食用目的でも飼育される。
強者のみが生き、弱者は文字通り食べられる、弱肉強食の掟がそこにはあったのだ。
闘鶏って?
闘鶏は今でも各地で大会が開かれてたり、非公式なストリートファイトも行われたりしてるようだ。
<出典:songket.exblog.jp>
軍鶏師は丹精込めて育て上げた自慢の軍鶏を持ち寄り、
自らのプライドと人生と現金を賭けて闘いに望むのだ。
闘いは1対1で行われ、どちらかの軍鶏が逃げ出したり戦闘不能になった時点で勝敗が決まる。
その様子は体と体のぶつかり合い、ゴリゴリの肉弾戦である。
次ページ、闘鶏のルールは?