こんにちは。
世界には「珍獣」と呼ばれる珍しい生物が数多くいるけど、この「センザンコウ」もその1つである。
<出典:peary.jp>
その体は硬いウロコで覆われているという、哺乳類で唯一無二の存在。
まさに珍獣中の珍獣である。
その珍獣・センザンコウとは、一体どんな生物なのか。
その貴重な存在に迫る!
センザンコウが非常にかわいい件
センザンコウ…。
「くらえ、千斬光(せんざんこう)!!」
「ぬわーっ!!
…ば、バカな…このオレが見えな(略」
的な感じで、何やら光速の斬撃で瞬時に相手を切り刻む技を繰り出してきそうであるが、実はそうではない。
コイツはれっきとした哺乳類で、漢字で書くと「穿山甲」。
なんだ、山を穿つ甲羅?
地味にカッコイイ。
哺乳類で唯一、ウロコに覆われたボディを持つという超・珍獣の姿はいかなるものか。
本来ならば、かなり貴重な生物のために見ることすら簡単には叶わない動物なのだが、ちょっと動画で見てみよう。
便利な世の中になったものだ。
何だコレw
なにやら泥の中でのたうち回っているだけのようだが、妙に愛嬌がある。
確かに頭からシッポの先までウロコに覆われているようだ。
こちらの動画では、主食のアリを捕食している場面である。
アリの巣を見つけては破壊して蹂躙し、暴虐の限りを尽くしているわけだが、ときおり二本足でよちよち歩いてはアリの巣を探す姿はとってもカワイイのである。
ていうかアリにそんなにたかられて痒くないの?
センザンコウの生態
で。
これまで見てきたように、体はウロコで覆われて、長い舌でアリを捕食するというアルマジロとアリクイを足して2で割ったような生物なのがおわかりいただけただろうか。
だがセンザンコウは、アルマジロでもアリクイでもない。
「センザンコウ」という独立した種類の哺乳類なのだ。
<出典:creation.jugem.jp>
センザンコウは東南アジアとかインド、アフリカに生息してて全部で8種類が確認されている。
頭から背中、シッポの先まで体毛が変化したウロコで覆われているのが最大の特徴。
ウロコはケラチンが主成分で、人の爪とかと同じ成分でできてる。
このウロコだけで、体重の20%を占めるほどだそうだ。
そして自分の身に危険が迫ると、アルマジロの如く体を丸めて防御体勢に入る。
ウロコが無いお腹側を隠してしまうと、ライオンですら諦めざるを得ないほど鉄壁。
<出典:blog.livedoor.jp>
ライオン「ウマー( ゚Д゚)」
<出典:blog.livedoor.jp>
ライオン「…これアカンやつや(´・ω・`)」
さらにセンザンコウのウロコは先端が薄くなってるんで、シッポを振り回してナイフのように扱うこともできる、攻防一体の装甲なのだ。
もう1つ、センザンコウは肛門(の近く)から刺激臭のする屁をぶちかますこともできる。
鉄壁の装甲で身を固め、ナイフのように鋭いウロコを振り回してさらに屁をかます。
これはもう、漢字は「千斬光」でもよかったんじゃないか。
センザンコウ「くらえ、千斬光!!」
ライオン「ぬわーっ!!…ば、バカな(略」
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