こんにちは。
海水浴とかダイビングとかシュノーケリングとかサーフィンとか、海は楽しいけど気をつけないといけないこともいっぱい。
中でも、危険生物には特に注意が必要である。
そう、クラゲだ。
ヤツらは音もなく近づき、気付かれること無く毒針攻撃を仕掛けてくる。
チクっと痛い程度のクラゲから死の危険があるクラゲまで、日本の危険なクラゲを紹介しよう!
日本の危険なクラゲたち
ハブクラゲ
<出典:ja.wikipedia.org>
沖縄の海に出現する危険なクラゲ。
「ハブ」ってのはあの毒ヘビのハブのこと。
日本近海で見られるクラゲの中ではナンバーワンに危険なクラゲ
で、刺されて死亡した例もある。
傘の大きさは15〜30センチくらいで、触手の長さは1.5メートルにもなる。
透明に近いんで、海の中では姿が見えにくい。
刺されると激痛に襲われてミミズ腫れができる。
そのうち水ぶくれになり、やがて細胞が壊死する恐ろしさよ。
重症になると呼吸困難とか意識障害を起こして死亡する。
時期的には海水浴シーズンまっただ中に発生するんで、沖縄の危険海岸ではハブクラゲ防止網が引かれてたりする。
<出典:outdoor.ymnext.com>
超・気をつけて!
アンドンクラゲ
<出典:blogimg.goo.ne.jp>
さっきのハブクラゲと近い種類のクラゲ。
3センチくらいの立方体の傘に20センチ程度の触手を持つ。
けっこうちっちゃい故に、気付かなくて危険。
こちらは沖縄から北海道まで日本全国で見られ、
お盆の時期には大量発生する。
通称「電気クラゲ」と呼ばれ、刺されると電撃を受けたかのような激痛に襲われる。
海岸で大量に発生した場合、海水浴場が閉鎖されることもある程危険な種である。
カツオノエボシ
<出典:ja.wikipedia.org>
海面に青っぽい透明なビニール袋みたいな傘を浮かべて漂うクラゲ。
この形が昔の「烏帽子」に似てるからと命名。
烏帽子っていうかギョウザに見えるんだがいかがかw
こんな見た目だけど猛毒の毒針を持っていて、人の死亡例もあるほど。
傘の下には10〜50メートルもあるなが〜い触手を持っていて、触手に触れると自動的に毒針が飛び出す仕組みだ。
このクラゲも「電気クラゲ」の異名をとり、刺されると炎症を起こして腫れ上がる。
恐いのはアナフィラキシーショックで、2回目に刺されるとアレルギー反応を起こしてショック死する可能性がある。
クラゲは夏の生き物ってイメージがあるけど、コイツは春先から出現する。
サーファーやダイバーが春なら大丈夫だろっつって痛い目を見るのである。
「うはwいい波きてるぅww」
ときどき海岸に打ち上げられてることがあるけど、触っちゃダメ。
死んでても毒針の機能は残ってるんで、下手に触ると刺されるからね。
ヒクラゲ
<出典:uni2008.web.fc2.com>
こちらは秋から冬にかけて出現するクラゲ。
死亡事故は無いものの、刺されると火傷をしたような痛みを感じるからヒクラゲ(火クラゲ)と呼ばれる。
傘は大きいもので30センチくらい、触手は4メートルになる大きめのクラゲ。
時期的に海水浴中に出くわすことはないけど、寒い時期に海に出る人は要注意!
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