こんにちは。

 

古より、海には数多の魑魅魍魎が住まうという。

きゃつらは数々の特技を持ってして、厳しい生存競争を生き抜いてきた。

 

その中でも、特異な顔芸で海を震撼させる生物がいる。

その名は「サーカスティック・フリンジヘッド」

 

なんか雰囲気かっこ良さ気だが、長い。

 

通称「エイリアンフィッシュ」と呼ばれるその魚は、地球外生命体のような顔芸を駆使して死闘を繰り広げる珍魚なのである。

 

見せてもらうか、エイリアンなフィッシュの顔芸とやらを!

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エイリアンフィッシュ(サーカスティック・フリンジヘッド)の顔がヤバイ!

 

お笑い業界でも

 

「顔芸だけでは食っていけない」

「顔芸で笑いを取るのは卑怯だ」

 

と、顔芸に対する風当たりは強い。

 

そんな世知辛い世の中で、あえて顔芸一本で芸を貫く猛者がエイリアンフィッシュ(サーカスティック・フリンジヘッド)である。

 

ヤツらは縄張り意識が強く、自分のテリトリーに侵入してきた同業者や卵を狙う輩に対して凄まじい顔芸形相で威圧するのだ。

<出典:深海屋ブログ

 

威嚇で体をでかく見せるのはよく聞くが、口をでかく見せるタイプね。

これ魚的にはどうなの。

ビックリするの?

 

 

ここに、出会ってはいけなかった2匹のエイリアンフィッシュがいる。

だが運命は皮肉にも、その2匹を巡りあわせてしまったのだった。

 

ここに、空前絶後の顔芸を駆使した壮絶な闘いが幕を開ける…。

 

 

完全に竜兵師匠のキス芸である。

 

 

互いに譲らぬ顔芸。

お互いのキメ顔を近づけ、ガンの飛ばし合いからの接吻

 

「なんじゃコラァ!」

「やんのかコラァ!」

「どげらぁ!」

「…んッ…」

 

 

…そして勝敗は決した。

 

一体どの部分で勝負が決まったのか全くわからないわけだが、

再び彼の地には平和が訪れた。

 

勝者は王者の風格を見せつけ、敗走した者がいた隠れ家へ。

その居心地を確かめると、勝利の美酒に酔…

 

すぐに自分の巣に帰っていった。

 

どうも気に入らなかったようだ。

 

この勝負、果たして誰得だったのか。

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エイリアンフィッシュの生態

 

で。

エイリアンフィッシュことサーカスティック・フリンジヘッドについて少々。

 

この魚はスズキ目ギンポ亜目コケギンポ科に属する硬骨魚類である。

 

ギンポの仲間は15センチ未満で、色も鮮やかなのが多いので観賞魚にされるのもいる。

温帯〜熱帯のサンゴ礁とか岩礁の浅い海に生息してるのが多い。

 

サーカスティック・フリンジヘッドは、体長25〜30センチ程度の細長い体をしている。

ギンポの仲間としては大型なほうかな。

南北アメリカ大陸の温帯海域に生息。

 

 

食性は甲殻類とか自分より小さい魚とか、見た目通りの肉食。

普段は岩の間とか巻き貝の殻を巣穴にしてぼーっとしてるけど、獲物を捕食するときとかキス芸威嚇をするときにはヌルっと姿を現す。

 

性格は獰猛で、獲物や同業者にはもちろんのこと、ときには人間にも攻撃をしかけるほどらしい。

 

カメラマンに攻撃をしかけるの図↓

 

特徴はなんと言ってもその口。

折りたたまれたほっぺたの部分がブワーッと開くわけだ。

 

「エイリアン」と形容されるその形相だけど、いやこれはプレデターの方だね。

 

いやでもプレデターだって地球人からしたらエイリアンだからね。

ニュアンスの問題。

 

→さらに顔がヤバイ生物たちはコチラ!

 

頭の上にはアンテナみたいな突起がいくつかついてて、これが「フリンジヘッド」の由来らしい。

 

フリンジってのはあれね。

プレスリーとかが着てた服についてるビロビロのこと。

 

サーカスティックってのは「皮肉な」とか「嫌味な」とかいう意味。

「嫌味なビロビロ頭」とは一体どんな例えなのか。

 

 


 

はい、以上した。

 

いかんせん、あんまり日本では知名度がイマイチなこやつ。

ぜひとも日本で流行らせ、竜兵師匠を応援して欲しい。