こんにちは。
人類の好奇心をくすぐって止まない、洞窟。
その奥深くには人類がまだ見ぬ世界が広がっている。
<出典:http://travelpress.jp/hang-son-doong.html>
だがそこは、同時に生物たちの格好の隠れ家でもあるのだ。
洞窟に住む生物たちは、独自の進化を遂げて過酷な環境に適応している。
そこではどんな生物が我々を待ち受けているのか!?
地上ではあまり見られない、一風変わった洞窟に住む生物を紹介しようぜよ!
洞窟に住む生物たち
ユビナガコウモリ
<出典:http://s.webry.info/sp/fruitbat.at.webry.info/201309/article_9.html>
まずはやっぱりコウモリでしょうよ。
洞窟の天井はコウモリの群れでびっしり。
そしてその下、足元はコウモリのウンコや死骸に群がるゴキブリの大群…。
床から壁まで、虫だらけの世界。
そんな場所にユビナガコウモリは潜み、日没を迎えると一斉に外へと飛び立っていく。
エサの虫を食べながら群れで空を飛び回る。
ときには数万〜数十万匹にもなる群れは、まるで川の如し。
ホライモリ(プロテウス)
<出典:http://blogs.yahoo.co.jp/jmwtf046/4346867.html>
白人の肌みたいな色した「人間の魚」とも呼ばれる両生類。
真っ暗闇な洞窟では、色素も目も不要!!
ということでこんな姿に。
胴体は長くて手足は短い。
エサの少ない洞窟では、極端にエネルギーを節約するもんだで、
寿命は100年、エサ無しで10年以上生きられるとも言われているタフガイ。
メクラチビゴミムシ
<出典:http://konchukan2.exblog.jp/12533527/>
メクラでチビでゴミのような虫である。
目を退化させる代わりに、触覚を司る体毛が異常に発達。
心眼使いかもしれない。
実は洞窟以外でも生活してたりする昆虫。
あまりに名前がドイヒー(酷い)なので、真剣に改名を求める声が上がっているらしい。
ブラインドケーブ・カラシン
<出典:http://toshitoshi.jp/pbook/detail/0649.php>
やはり視覚を失う代わりに、他の感覚器官が優れた魚。
有名な「ネオンテトラ」って熱帯魚の仲間である。
24時間365日暗闇で生活するんで、「体内時計」の機能が消失。
これもエネルギー節約のためだそうだ。
ちなみにこの魚は太陽の元でも普通に生活可能。
なので熱帯魚屋さんでも売られてる。
ケイブ・クレイフィッシュ
<出典:http://www.geocities.jp/ideryusei/longest_lived_crayfish.htm>
真っ白な、っていうかスッケスケな盲目のザリガニ。
エサ不足・酸素不足・有毒ガスという過酷な環境下で生活するゆえ、このザリガニは自身の代謝速度を極限まで落として省エネ生活をする。
その結果、成長スピードも極端に遅くなり、なんと寿命が175年にもなった。
さあ、今日からキミも心臓の鼓動と呼吸の回数を10分の1にすれば、10倍長生きできるぞ!!(ウソ)
透明カタツムリ(名称不明)
<出典:http://karapaia.livedoor.biz/archives/52142657.html>
ひとたび洞窟で生活すれば、カタツムリだってスケスケになる。
数年前、クロアチアの洞窟で発見された新種のカタツムリだ。
コイツは視覚だけでなく、もはや移動能力すらも退化させてしまった。
一体どーやって生活してるのかは謎のままである。
ゲイフォルス・ハデシ/ペルセフォネ
<出典:http://enigme.black/2015070304>
クロアチア最深の洞窟で発見された新種のムカデ2種類。
ゲイフォルス・ハデシってのは冥界の王「ハデス」から命名。
ペルセフォネは同じく冥界の女王から命名。
わーい厨二だー( ゚∀゚)
地上のムカデと同様、強力なアゴと毒を持ってエモノを喰らうという。
次ページ、洞窟の中で神秘的な光を放つのは…!?