こんにちは。
セアカゴケグモ、一時期有名になりましたね。
外来種の毒グモとして日本列島に衝撃を与えたのも記憶に新しいところ。
ニュースなんかでも、姿が確認される度に注意が呼びかけられてます。
とはいえ、普通に生活しててもそうそう見かけるもんでもないし、
イマイチどう注意したらいいかわからん
というのが本音。
見た目、住む場所、毒性、もし噛まれたら?
ちゃんと知っておけば、恐るるに足りぬ!
セアカゴケグモの生態
まずはきゃつらの生態から。
見た目
体長は1センチ前後と小型で、漆黒の体とケツ(背中)の赤い菱型模様が特徴的。
実は腹にも赤い模様あり。
で、この特徴を持つのは全部メス。
オスはメスの半分ほどのサイズしかなく、背中の赤い模様もない。
生息域
日本では2015年時点で北海道から九州まで全域でその姿が確認されてる。
もはや安全なサンクチュアリなど存在せぬ!
4月〜10月くらいの温かい時期に活動が盛んになり、
直射日光とか雨があたらなくて、巣を作るのに適当な隙間のあるとこに好んで住む。
巣がありそうな場所
・道路脇の排水口のフタの裏
・エアコン室外機とか自販機の下、裏
・レンガとかブロックの隙間
等々、ぱっと見はわからない場所にいることが多いんで、うっかり触らんように注意が必要!
繁殖
繁殖力旺盛で、たくさんの卵が入った「卵嚢(らんのう)」を巣の中にぶら下げる。
それが一斉に孵化すると、子グモがわらわら出てきて地獄絵図になる。
ちなみに、交尾後はオスはメスに食べられる。
クモ社会は完全にメスが全ての権力を握ってるようだww
毒
毒は噛み付いたときに相手の体内に注入される。
毒を持つのはメスのみとされており、噛み付かれるとチクっとした痛みが走る。
噛まれた場所が赤く腫れ、だんだんと痛みが広がっていく。
症状がひどい場合は、吐き気やめまい、呼吸困難になったりするけど、健康な人が重症になることはほぼない。
でもオーストラリアでは死亡した例もあるそうなんで、抵抗力の低い子供や高齢者はビー・ケアフル。
見つけたときの対処
絶対に素手で触らないこと。
性格的には臆病なんで、ちょっかいをかけなければ向こうから襲ってくるようなことはない。
家の近くで見つけて駆除する場合は、市販の殺虫剤でOK。
ただし卵嚢には薬が効きにくいんで、そのまま焼くなり踏み潰すなり直接的な対処が必要。
もし噛まれたら
万が一噛まれたら、患部を水で洗い流したり、消毒したりきれいにし、冷やしてやる。
毒を吸い出そうとして、口で吸引するのはNG!
毒を飲み込んじゃう可能性があるからね。
あとは大人しく病院に行きましょう。
放置して症状が悪化しても知らんぜよ!
以上、セアカゴケグモでした。
これだけ広範囲で見られるようになったっつーことは、完全に根付いちゃった可能性もある。
温暖化とか海外からの輸入品とか、外来生物がはびこる世紀末な時代へと日本も突入してしまうのかのう…。
みなさんもお気をつけ遊ばせ!!