こんにちは。
地球にはいろんな環境があって、どこにも生物が暮らしている。
そんな中でも、特に過酷な環境なはずの砂漠にだって生物はいる。
「人間だったら1日で干からびてまうがな!」
っていう、あの一見何もない砂漠でヤツらはどうやって生活しているのだろうか?
水分・暑さ対策といった、ヤツらの特異な能力について紹介しよう。
爬虫類
やっぱ砂漠っていったら爬虫類じゃね?
アンチエタヒラタカナヘビ
<出典:www.ispot.org.za>
左右の手足を交互に上げる仕草を1度はテレビで見たことがあるだろう。
ああやって熱い砂の上で火傷しないようにしているのだ。
あの仕草は「灼熱のダンス」と呼ばれてるけど、
なんかそんな情熱的なやつじゃないから。
ただ熱いだけだから。
ナマクアカメレオン
<出典:www.asahi.com>
世界で唯一、砂漠に住むカメレオン。
普通カメレオンっていうと、その動きの遅さはナマケモノの如し。
しかしながらこのカメレオン、時速5キロで移動できる。
時速5キロといえば、カメレオン界ならオリンピックで金メダルが取れるレベルだ。
この俊足を活かして昆虫を追い掛け回して食べる。
ついでに水分もいただいちゃおうという魂胆である。
ヨコバイガラガラヘビ
<出典:imagenavi.jp>
滑りやすい乾いた砂の上を移動するために、S字を描くように横ばいに移動する特殊なヘビ。
この動きから別名「サイドワインダー」と呼ばれる。
こんな動き↓
ガラガラヘビの名の通り、コイツに噛まれると死の危険があるという危険な毒ヘビ。
ちなみにアメリカではこのヘビにちなんで空対空ミサイルに「サイドワインダー」と名付けた。
モロクトカゲ
<出典:www.hatyu.info>
全身がトゲトゲのスパイキーなトカゲ。
このトカゲ、実は脅威の自動給水システムを備えている。
全身のトゲには細い溝が張り巡らされていて、その溝は全てトカゲの口に繋がっている。
そう、トカゲの体についた水分は全て毛細管現象によってトカゲの口に自動的に運ばれるシステムなのだ。
毛細管現象っていうのはあれね、細い溝に沿って水が自動的に動く現象のことね。
詳しくはググれ。
哺乳類
砂漠にだって哺乳類がいるのさ。
実はけっこう種類が豊富。
ラクダ
ご存知の通り「ヒトコブラクダ」と「フタコブラクダ」がいる。
どちらのラクダもコブに脂肪を蓄えていて、エネルギー源としての役割の他にも体温調節にも役立っている。
ラクダは汗をかかかないんで、人間みたく発汗して体温を下げることができない。
なのでコブが断熱材の機能を果たして、暑い砂漠でも体温を維持できるのである。
また乾燥耐性も強くて、数日間なら水を飲まなくても平気なタフガイ。
さらに水は一度に80リットルも飲むことが可能。
フェネック
あらかわいい。
砂漠に住むキツネの仲間。
耳が大きいのが特徴で、この大きな耳が放熱の役割をしている。
また、砂の中にいる獲物の音を聞き分けるのにも役立っている。
基本的には夜行性で、砂の中に巣穴を掘って日中はそこで暑さをしのぐ。
かわいらしいのでペットとしての人気も高し。
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