こんにちは。
ニモで一躍人気になった魚、クマノミ。
イソギンチャクと共生する魚として有名だけど、
そもそも何でクマノミはイソギンチャクに刺されないのか?
一体どんな姑息な手を使ってクマノミはイソギンチャクを隠れ蓑にしているのか。
そしてクマノミのいないイソギンチャクはどうなってしまうのか。
とか何とか、いろいろ気になることを調べてみましたよ。
クマノミがイソギンチャクに刺されない理由
イソギンチャクはそのビロビロした触手に刺胞を持っていて、触れた相手に刺胞から針を発射して毒を注入する。
普通の魚ならこの刺胞にやられちまうんで、イソギンチャクには近づくことができない。
でもクマノミはまるで意に介さず、イソギンチャクの触手の中を悠々と泳いでいるではないか。
どんなトリックを使っているのか。
クマノミはイソギンチャクの毒針など効かないガチムチな肉体を持っているとでもいうのか。
答えはクマノミの粘液にあった!?
イソギンチャクの毒針が発射される仕組みだけど、実は魚が触れることによる刺激じゃあない。
毒針はマグネシウム濃度が海水よりも低い場合に発射されることが判明している。
なので、マグネシウム濃度が海水と同じかそれよりも濃ければ、いくら触っても毒針は発射されないのである。
そこに目をつけたのがクマノミ。
ヤツらは自分の体から分泌される粘液に海水よりも濃ゆいマグネシウムを混ぜて体の表面を覆っていたのだ。
これでイソギンチャクの毒針スイッチは反応しない。
そう、クマノミは刺されても平気なんじゃなくて、そもそも毒針が発射されないようにしていたのである。
イソギンチャクとの共生
クマノミはイソギンチャクの中に隠れることで、敵から身を守ってるわけだけど、イソギンチャクはどうなんだ?
クマノミがいることでメリットはあるんやろうか。
ひょっとして、クマノミを匿い損してないか!?
クマノミは私腹を肥やすだけの、うす汚ねぇブタ野郎なんじゃないのか!?
<出典:livedoor.blogimg.jp>
イソギンチャクにとってのクマノミ
実はイソギンチャクにとっても、クマノミがいることでメリットがある。
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