こんにちは。
クリスマスの時期になると、そこら中でサンタとそのお供であるトナカイの姿を見かける。
トナカイはクリスマスのシンボル的な存在にまで昇華されているのに対して、見た目クリソツのシカはせいぜい「せんとくん」止まりだ。
世間ではキモいだの全然かわいくないだの、散々言われてきたせんとくん(シカ)であるが、その違いは何なのだろうか?
トナカイとシカの違いとは
この両者の違いは何だろうか?
順に見ていこう。
トナカイ
トナカイは、シカ科トナカイ属に属する哺乳類。
北アメリカでは「カリブー」なんて呼ばれたりもする。
人類が最初に家畜化した動物の1つで、トナカイと暮らす遊牧民もいる。
体長は200センチ前後、体重は300キロにもなる。
意外と俊足で、時速80キロで走ることが可能。
北欧やアラスカなどのツンドラ地帯(寒い地域)に生息しており、寒さ対策のために分厚い体毛を持つ。
また蹄が大きいために、体重が分散されて雪の上でも深く沈まないという便利設計。
立派なツノを持っているけど、シカ科の中で唯一、オス・メス共にツノを持つ動物である。
ツノの役割は2つあって、
①オスvsオスの闘い用
②雪を掘ってエサを探す用
なので、メスにも必要ってこと。
メスは別に他の個体と戦ったりしないんで、雪の積もらない季節にはツノが抜けて、冬になるとまた生えてくるという効率的な仕組みを標準装備している。
シカ
実はシカ科の動物ってたくさんいて、30種類を超える。
中にはヘラジカっつう、えらいごっついシカもおるけど、まあ馴染みのなるニホンジカにしとこう。
ニホンジカの中でも、さらに種類が別れる。
エゾシカ
ホンシュウジカ
キュウシュウジカ
マゲシカ
ヤクシカ
ケラマジカ
ツシマジカ
生息域が北にいくにつれ、大型になる。
房総半島とかにいるキョンっていうシカは外来種だからね。
全身の毛は茶色で、ケツ毛だけ白いw
夏の間は背中に白い斑点ができる。
ツノはオスにだけあって、春に抜け替わる。
日本にいるシカはそこまで寒くないんで、トナカイみたいな武装はしてない。
日本でもシカとの関わりは古く、縄文時代から貴重なタンパク源としてイノシシとともに狩りの対象とされてきた。
昔からシカ肉食ってたのね。
ただしイノシシと違って、シカは神聖視されることも多くなる。
シカの骨を占いに使ったり土器にシカの絵を描いたり。
イノシシ:「解せぬ…」
見た目の違いだろうか。
ほな、結論。