<メリット①:栄養が得られる>
イソギンチャクはなにも、クマノミとだけ共生関係を持ってるわけじゃない。
「褐虫藻」っていう、藻類も一緒に住まわせている。
この藻類を住まわせる代わりに、藻類が光合成して作った栄養を分けてもらうのである。
クマノミがイソギンチャクでウンコをすることで、藻類はそのウンコを栄養にして育つ。
つまり、
クマノミ⇨藻類⇨イソギンチャク⇨クマノミ⇨・・・
っていう風に、3者でメリットを享受し合ってるのだ。
<メリット②:クリーニングと栄養の循環>
クマノミがイソギンチャクの中を泳ぎまわることで、触手がゆらゆら動くことになる。
そうやって触手がふよふよ動くことで、海水が触手の間にたまったゴミを洗い流してくれる役割がある。
また、褐虫藻が生み出した栄養が触手が動くことで全体によく届くようになり、イソギンチャクの成長が早まる効果もある。
イソギンチャクからクマノミを取っ払ってしまうと、イソギンチャクは成長が滞ったり、場合によっては死んでしまうことさえある。
と、イソギンチャクにとってもクマノミがおらんと困ることになるようだ。
このように、お互いにメリットのある良好な共生関係を築いているのである。
はい、以上で。
イソギンチャクの特性に順応したクマノミと、それを利用するイソギンチャク。
持ちつ持たれつで成り立ってたんだね。
人間界のブタ野郎にも聞かせてやりたい話である。
「お゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁあ!!」