こんにちは。

 

たびたび外来種の問題が上がってくるけども、今回は琵琶湖だ!

オオバナミズキンバイっつう水草が大繁殖している。

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<出典:www.iwashin.net

 

「水草が繁殖するくらいどうってことねぇべや」

 

と思うかもしれんけど、これが結構深刻な問題なのである。

 

琵琶湖でこの水草が大繁殖している原因と対策について調べてみた。

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オオバナミズキンバイとは?

 

まずは写真をご覧いただこう。

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<出典:blogs.yahoo.co.jp

 

あたり一面びっしりと生えてるけど、ここは陸地ではない。

水面である

 

 

この水草、もともとは日本に存在しない外来種

原産は北・南米。

 

琵琶湖では2009年に初めて発見されている。

 

 

特徴としては、その脅威の再生スピードと繁殖力

 

ちぎれた茎から根を生やし、一日に3センチも成長する

他の植物に根をからませていったり、水面だけじゃなくて護岸まで侵食する。

 

川の流れに乗ったり、洪水といった水害とかでもさらに生息域を広げることが可能。

 

発見の年には140平方メートルの育成面積が、2014年末には15万7千平方メートルと、異常なほどの爆発を見せた。

 

5年で1000倍以上やで…

 

 

いったんは大規模な駆除が行われたにも関わらず、わずかに残った根や茎が超再生を遂げ、またしても琵琶湖を覆い尽くそうとしているのだ!

 

何度でも蘇るさ!!

…とても言わんばかりである。

 

 

生態系への悪影響を及ぼす可能性があるとして、「特定外来生物」にも指定された。

 

 

 

なぜ大繁殖したの?影響は?

 

せっかく大規模駆除を行ったのに、またしても大繁殖したオオバナミズキンバイ。

何が原因なのか?

 

もちろん、奴の化け物並の繁殖・成長スピードもあろうけど、この猛暑も大きく影響している。

特に近年は温暖化の影響もあって、年々暑くなってるし。

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で、この水草が大繁殖することで、どんな困ったことがあるのか?

 

主な悪影響としては、

・魚の産卵場所を侵食して、繁殖できなくなる。

・太陽光を遮断して、水中植物が成長できなくなる。

・絶滅危惧種のミズキンバイと交配してしまう。

・漁船が通れなくなって、漁業がしにくくなる。

などなど。

 

既存の生態系に影響を与えるだけでなくて、人間の漁業まで邪魔をするとは!

けしからんな!!

 

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対策は?

 

ではどんな対策を施しているのか?

 

「水草なら、大型機械でも使っていっぺんにドバーッといったらんかい!」

 

というのは素人考え。

 

 

オオバナミズキンバイは、他の植物にもからまって成長していくので、丸ごと駆除すると関係ない植物まで巻き込んでしまうのだ。

 

つまるところ、手作業で地道にせっせと駆除していく他ないというのが現状。

 

漁協やNPO団体、ボランティアなどが懸命に駆除作業を行ってくれいているけど、根絶するには相当な作業量となる。

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<出典:blog.canpan.info

 

現状としては、駆除して監視して、増えたらまた駆除して…

ということの繰り返しである。

 

 

 

実は良いことも?

 

悪いことばっかかと思いきや、このオオバナミズキンバイを有効活用する動きもある。

 

駆除したこの水草を利用して肥料を作ったところ、良質な栄養を含んだ肥料ができたのだ。

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試しにこの肥料で小松菜を育ててみると、他の科学肥料よりも1割育成が増進したそうだ。

 

この肥料の安全性とか出来栄えに問題が無ければ、商品化して野菜の肥料として利用できると。

 

こういう動きはいいね!

ブラックバスとかもご当地バーガーの具に使われたりするしね。

 


 

はい、以上オオバナミズキンバイについてでした。

 

人が持ち込んだものとはいえ、悪影響があるなら仕方あるまいて。

 

実際に駆除作業されている方々、お疲れ様です!

 

⇨他にも外来生物が!?