こんにちは。
最近、妙に話題になっている外来種、キョンについてご紹介。
「キョン」って名前だけ聞けば可愛らしいんやけど、大繁殖して特定外来生物に指定されるあたり、日本にとってはかなり迷惑な存在であると。
で、そのキョンとは?
また、大繁殖した原因は?
などなど、キョンについて調べてみましたよ。
外来種「キョン」とは?
ではその「キョン」っていう動物について見てみよう。
キョンとは、体長70〜100センチ・体高40〜50センチ・体重15キロほどのシカ科の動物である。
両目のすぐ脇に、臭腺っていう筋が入っていて、それが目に見えることから「四目鹿」とも呼ばれる。
<出典:ja.wikipedia.org>
小型のシカって感じの動物なんで、見る分にはかわいい。
森とかに生息して、基本的には群れを作らないで単独で生活している。
木の葉とか果実、小型のネズミとかを食べるなど、雑食系。
特徴は、その繁殖力の強さ。
生後1年で繁殖可能になる上、人間と同じように特定の繁殖期間を持たず、年中繁殖が可能なのである。
大繁殖の原因は?
このキョンが大繁殖してるのは、伊豆諸島と千葉県の房総半島南部。
どちらも動物園で飼育されていた個体が逃げ出し、野生化した。
オオカミとかクマといった、キョンの天敵がいないことから大繁殖。
ん?呼んだ?
2014年時点で伊豆(大島)では1万1千頭、千葉(勝浦)では4万7千頭ほどが生息していると考えられている。
生息数の増加は7年間で10倍以上にもなっており、伊豆の大島町では人口よりもキョンの数のほうが多いという状態。
キョンが大繁殖することで、エサとして農作物を食い荒らされる被害が続出。
大島町では農作物の鳥獣被害額の65%がキョンによる食害で占められている。
中には畑が全滅してしまった農家もあるらしい…。