その菌、危険につき
<ウェルシュ菌>
カレーとかシチューとか、大量に作って寝かせとく料理に湧きやすいのがコレ。
熱に強く、ぐつぐつ煮込んでも死滅しない。
んで余ったからっつって、そのまま常温放置するとウェルシュ菌が大増殖する。
それをそのまま食べようもんなら、腹痛・下痢・嘔吐・発熱といった症状で寝込む。
<サルモネラ菌>
ザ・食中毒の菌。
卵とか肉に潜み、20℃〜37℃くらいで一番活動的になる。
熱に弱く、ちゃんと加熱すると死滅する。
過去にバイオテロに使われたことがあるいわくつきの菌。
<黄色ブドウ球菌>
日本人のソウルフード、おにぎりに増殖する不届き者。
何と心得る。
この菌は至る所にいて、そのへんのホコリとか、人の皮膚とか鼻の穴とか…。
その菌がついた手でおにぎるもんだから、菌ごとおにぎってしまうわけである。
菌自体は熱に弱いんだけど、菌が出す毒素は熱に強くて100℃でも無毒化しない。
食べたらもちろんゲリゲリ下痢クソン。
<カンピロバクター>
日本でこの菌による発生件数が非常に増えている。
家畜やらペットやら野生動物やら、いろんな動物がこの菌を持っている。
鶏肉なんかをタタキとか半生で食ったりするのが危険だ。
また、普通の菌は数万個〜数千万個を食べないと食中毒が発症しないけど、この菌にいたっては100個くらいで発症する。
はいさ、以上。
切っても切れない菌との共同生活。
人生は人との繋がり、そして菌との繋がりである。
ぜひ上手なお付き合いを心がけてくだせぇ。