こんにちは。

 

古き良き日本を今に残す都、京都。

 

各所に高名な寺院や名所が存在し、言わずもがな日本を代表する観光地の1つである。

 

2017年を迎え、この1年を実りある年とすべく、初詣のために神聖なる都へと馳せ参上した。

 

だが、京の都で堪能できるのは古き良き日本だけではない。

 

2012年、この都の中心に水族館がオープンしたのである。

その名も京都水族館

 

そこでは京にちなんだ水棲生物や人気のイルカショーなどをこれでもかと見ることができるという。

 

京都が寺と舞妓だけではないことを、この目で確かめてやろうではないか。

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京都水族館の感想、レビュー

 

京都水族館。

そこは京都駅から徒歩10分程度の好立地に存在する最新鋭の水族館である。

 

京都駅から徒歩10分程度といいながらも、バスを利用して最寄りバス停で降車。

水族館は地図通りの地の鎮座していた。

 

おお。

 

なるほど、近代的な外観をしている。

 

どうやらここが入り口のようだ。

 

 

この日は3連休初日の土曜日。

相当の混雑を予想していたが、意外と空いていた。

 

年始という神妙な時期に、水族館でうつつを抜かそうなどと考える浅はかな人間はマイノリティなのか。

 

 

入館するには、大人1人2050円でチケットを購入する必要がある。

 

年間パスポートは4100円。

なるほど、2回行けば元が取れるということか。

 

私はなんの迷いもなく当日券を購入。

年パスなどで釣られる私ではないのだ。

 

入場券の裏には魚が。

このへんからしてシャレオツである。

 

 

京都水族館の目玉、オオサンショウウオ

 

京都水族館の内部は12のゾーンに分かれており、まず最初に足を踏み入れるのは「京の川」ゾーンである。

 

我々人間のせいで、今や希少種となってしまった世界最大級の両生類、オオサンショウウオをメインに据えた展示スペースとなっている。

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オオサンショウウオたちは、罪深き我々を迎え入れてくれるのだろうか。

 

 

彼らは大水槽のホントに端っこの方でただ折り重なっているだけだった。

 

もちゃ…

 

どうにも歓迎されている気は微塵も感じられないが、そもそもヤツらにそんな感情があるとは思えないのでよしとしよう。

 

オオサンショウウオの束によじ登るオオサンショウウオの図。

 

 

そして同時に、外来種であるチュウゴクオオサンショウウオも展示。

 

さらにオオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種も。

 

正直、違いが全くわからんわけだが、こんな罪深い私を許してほしい。

 

 

オオサンショウウオ以外にも、小型のサンショウウオたちが展示されている。

サラマンダー好きの諸君にはヨダレものだろう。

 

アカハライモリ

 

キタサンショウウオ

 

トウキョウサンショウウオ

 

トウホクサンショウウオ

 

ヒダサンショウウオ

 

クロサンショウウウオ

 

エゾサンショウウオ

 

オオイタサンショウウオ

 

正直、違いが全くわからんわけだが、こんな罪深い私を許してほしい。

 

 

京都水族館名物、イルカショー

 

と、サンショウウオたちに気を取られていると、突如館内放送が入る。

 

どうやらイルカショーの開演時間が迫っているようだ。

そうだった。

 

私は用意周到にも、イルカショーの時間に合わせて来館していたのだ。

イルカショーの開演は土日祝は

11:30、14:00、16:00の3回となっている。

 

そこで14:00の開演に間に合う形で予め設定しておいたというわけだ。

ふふ、我ながら冴え渡っている。

 

まあ正直、イルカショーでキャッキャする歳でもないわけだが、せっかく来たからには骨の髄までしゃぶり尽くしてやらねばなるまいよ。

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京都水族館のイルカショーには「イルカLIVE きいて音(ネ)」というタイトルが付けられており、客がいっしょに楽しめる参加型イルカショーをコンセプトとしている。

 

開演15分前になったので、イルカスタジアムへと足を運ぶ。

 

イルカスタジアムの手前にも水槽が並べられており、客を楽しませることを忘れない。

 

そこではチンアナゴたちがこれでもかともっこりにょっきりと砂から顔を出していた。

 

まるでチン◯のごとく、チンアナゴたちは砂から出たり入ったりを繰り返…

 

いや、違う、こんなセクハラを楽しんでいる場合ではなかった。

イルカが私を待ってるんだった。

 

 

スロープを通ってイルカスタジアムへ到着。

とりあえずまだ空いてるんで、ど真ん中らへんの後ろのほうへ着席する。

 

前から4列目までは水がかかる恐れがあるという。

 

「ネタとしてはそれもアリか」とも思ったが、

いい歳した男が休日の家族連れや幼子を押しのけて前列を陣取るのもいかがなものかと考え、自重するに至る。

私は大人なのだ。

 

そして開演間近となり、客席もだいぶ埋まってきたとろでスタッフから手渡されたコレ。

 

どう見ても自作のストロー笛にしか見えない。

 

お目にするのは小学校の図工の時間に作って以来だ。

ノスタルジーに浸るまでもなく、

 

「なぜストロー笛なのか」

 

という疑問しか浮かんでこないのは私だけではないはずだ。

 

 

観客全員に自作ストロー笛が行き渡ったところで、スタッフから説明が入る。

 

客がタイミングを合わせてストロー笛を一斉に吹き、それに合わせてイルカたちもパフォーマンスをするという。

 

なるほど、これが参加型イルカショーの醍醐味というわけである。

 

まずは練習ってことで、スタッフの合図で観客が一斉にストロー笛を鳴らす。

 

 

「ブビイイイイイイイイイイイイイ」

 

 

と、まるで肛門からひり出されるガスのような音が会場中に響き渡る。

大人も子供も、幼女もおばあちゃんもカップルも黒人のナイスガイも、皆が口から放屁音をかき鳴らしているではないか。

 

なんということだ。

この音でないとダメなのか。

イルカは放屁音でないと反応してくれない生物なのか。

 

と疑問に思っていたところ、スタッフから補足が入る。

 

「音がどうしても鳴らない人は、自分の口でブーって言ってください!

 

 

いよいよストロー笛である必要性が無くなった。

これでは夜なべしてストロー笛をたくさん作ったスタッフが浮かばれない。

 

しかもストロー笛なので、ストローの先からは放屁音とともに自身のヨダレが撒き散らされるのである。

 

近くにいる幼女に至っては大量のヨダレが雫となって滴っている。

 

「なぜストロー笛なのか」

という疑問は解消されないまま、イルカショーが始まった。

 

 

実はこのイルカショー、水族館の開館当初は

 

「イルカが芸を覚えていない」

「なのでトレーナーがすっげえ焦ってる」

 

という致命的欠陥を抱えた、いわくつきのイルカショーだったと言われている。

 

 

だがオープンから数年たった今では杞憂のようで、しっかりと指示通りにイルカたちは芸をしていた。

 

ブラボー。

 

客の入りも上々である。

 

 

そしてショーの合間、件のストロー笛で観客とイルカたちのコラボショーが催される。

ストロー笛に合わせてイルカたちが鳴き声を発するというものだ。

 

スタッフの合図とともに再び鳴り響く放屁音。

ほとばしるヨダレ。

 

前に座ってるオッサンの背中にツバが飛ばないように気をつかいながら、

後ろのオバチャンのツバが後頭部と背中に飛んできてるのではないかと気をつかう。

 

もはやイルカの鳴き声などどうでもよい。

 

 

 

パチパチパチパチ…

 

そして無事にイルカショーは幕を閉じた。

自分の後頭部と背中に若干の不安を覚えながらも、私はイルカスタジアムを後にしたのだった。

 

さあ、展示の続きである。

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「オットセイ・アザラシ」コーナー

 

京都水族館では、子供たちに大人気のオットセイとアザラシも完備している。

 

巨大な水槽で悠々とアクロバティックな泳ぎを我々に見せつけてくれるオットセイ。

 

円筒型水槽で浮かび、微動だにしないアザラシ。

 

 

ちなみにこのコーナーは、テイクアウトのカフェ的なものも併設されており、非常に賑わっている。

 

メニューはこんな感じ。

 

なぜチュリトスだけそのままなのか。

 

あえてチュリトスだけ何のひねりも加えないことで、逆に目立たそうということだろうか。

つまりチュリトスの利益率がこの中では一番高いという仮説が導かれることになる。

 

もはや選択肢は1つしかない。

京都水族館の売上に貢献しようではないか。

 

 

気がついたときには、コレを手にしていた。

空白の数分間のうちに、一体何が起きたのか。

 

お前、かわいいな。

 

両手足を先に食べると、カピバラさんになることが今回の調査で明らかになった。

 

中身は至って普通のあんこである。

 

 

本来はペンギンコーナーもあるのだが、今回はたまたま運悪く、鳥インフルエンザの影響もあって直に見ることはできなかった。

(泳いでるとこを見ることは可能)

 

奥のペンギンはウンコを我慢しているのだろうか。

 

 

「京の海」コーナー

 

京の海コーナーでは、巨大水槽を中心に、様々な海の生物たちを展示して京の海を再現している。

 

中でも巨大水槽のイワシの群れとエイは圧巻である。

 

巨大水槽の前は座るスペースも設けてあるんで、ゆっくりとリラックスしながら水槽を眺めることも可能だ。

 

小型のサメがウヨウヨ。

 

 

また、小型の水槽では間近で普段見ないような魚たちを見ることもできる。

 

ガンテンイシヨウジ

 

タツノオトシゴ

 

トラザメ

 

ネンブツダイ

 

ゲンロクダイ

 

有毒魚、ゴンズイ

 

キハッソク

 

オニオコゼ

 

こちらも有毒、ミノカサゴ

 

⇨ミノカサゴの危険性についてはコチラ!

 

このへんは水槽がちっちゃいんで、混雑時は並ぶことを想定しておいた方がよろしかろう。

 

 

「サンゴ礁」、「クラゲ」コーナー

 

サンゴ礁といえば、みんな大好きクマノミ

 

あっちこっちから

 

「ニモ」

「ニモだ」

「ニモがいる」

「ニモ」

「ニモかわいいよニモ」

 

と、ニモニモニモニモ鬱陶しいほどにニモという単語が飛び交っているが、

実際はニモ(カクレクマノミ)以外にもいろんなクマノミが展示されている。

 

 

 

そしてクラゲコーナーでは、色とりどりのライトに照らされたクラゲが神秘的な佇まいで我々を魅了してくれる。

 

ブルージェリーフィッシュ、ぽいんぽいんしてて非常にかわいい。

 

 

自分の連れにひたすらクラゲうんちくを垂れている若者がいたけど、連れの方はすっごいどーでもよさそうだったことは秘密である。

 

 

「エビ・カニ」コーナー

 

このコーナーでは、イセエビやらタカアシガニやら、非常にうまそうな立派な甲殻類を拝むことができる。

 

タカアシガニ

 

イセエビ

 

アカマンジュウガニ

 

セミエビ

 

アサヒガニ

 

 

「山紫水明」コーナー

 

なんだ、この「明鏡止水」みたいな名前は。

ここでは、現在では稀少となってしまった水棲生物たちを展示している。

 

あのタガメやゲンゴロウ、タイコウチがおわす。

 

タガメかっけー!!

 

昔なつかしきタイコウチとゲンゴロウ。

強く生きろよ…。

 

あとドジョウとか。

昔飼ってたんすよ。

 

 

ミュージアムショップ

 

そして最後のお楽しみ、ミュージアムショップ。

水族館にちなんだ各種お土産グッズが所狭しと並んでおり、ワクテカすること必至である。

 

中でも目を見張るのが、名物「オオサンショウウオ」クッションであろう。

 

細長いボディのものから、丸くディフォルメされたもの、サイズも大中小と揃っている。

どれにするか非常に悩んだわけだが、悩んだ末にこちらをお買い上げ。

 

オオサンショウウオころりん、Mサイズである。

 

ケツ。

 

背中。

 

お前、かわいいな!

 

まるまるしていて非常にかわいらしい。

水槽の中で折り重なっていた物体だとは思えない。

 

前足の指は4本、後足の指は5本というオオサンショウウオのディテールも忠実に再現されている。

 

前足

 

後足

 

ひとしきりクッションを愛でた後、レジへ。

 

値段は忘れたけど、そんなに高くなかったかな。

 

ていうかこーゆーグッズなど、言い値でどうとでもなるのでもはや高い安いの基準がわからぬ。

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総評

 

んで感想。

 

やはり市街地に存在するだけあって、規模的にはそんなに大きくない。

適度に休憩スペースもトイレもあるので、歩き疲れて京都観光どころではないわ!という状況にはなるまい。

 

でもまあじっくり見ればそれなりに時間かかるので(2〜3時間くらい)、寺とかといっしょに見て回るのはキツイかもしれない。

 

内容的には子供から大人まで楽しめると思われ。

 

混雑具合は、連休にしてはかなり空いてたような…。

たまたまだったのかしら。

 

 

やはり寺院やら文化推しの京都だけど、こーゆーのもいいんじゃないすかね。

 

ありがとう京都水族館!

さようなら京都水族館!

 

 

京都水族館へのアクセス

 

京都水族館

URL:http://www.kyoto-aquarium.com/

営業時間:10:00〜18:00(年中無休)

 

 

京都駅から十分に歩ける距離なので、「混雑するバスは嫌じゃあ〜」という方にも問題なく起こしいただけます。

 

バスも出てるので(乗車10分くらい)、「歩くのは嫌じゃあ〜」という方も問題なく起こしいただけます。

 


 

はい、以上した。

 

水族館好きであれば、けっこう楽しめると思うんでぜひ。