闘鶏のルールは平勝負、上下勝負などがあって、ローカル色が強い。
基本ルールは共通だけど、地域限定ルールが多い「大富豪」的な。
平勝負は体格が同じくらいの軍鶏同士の闘い。
上下勝負は、デカイ軍鶏と小柄な軍鶏が闘う。
当然デカイ方が強いんで、勝敗のルールは小柄な方が有利なようになってる。
<出典:www.veltra.com>
そして闘鶏はなにも軍鶏同士だけの闘いではない。
軍鶏師同士の闘いも、その地に足を踏み入れた瞬間から始まっているのだ。
そこでは軍鶏も軍鶏師も、己のプライドを賭けた神聖な闘いに身を投ずるのである。
軍鶏の闘いに興奮するあまり自身の闘争心にも火がついて、
軍鶏師同士のリアルファイトに発展することもある。
<出典:ameblo.jp>
「ドルァ!!」
「ゴルァ!!」
さすがは紳士たちの戦場、軍鶏の熱き思いに軍鶏師も自身の拳で応えているのだ。
決闘相手を探すのも、熾烈な駆け引きが行われる。
勝負相手を探し、賭け値交渉をして両者合意のもと、決闘が決まる。
だがそこでは凄まじいまでの頭脳戦が繰り広げられていた。
どう考えても勝ち目の無い相手に決闘を申し込まれれば、
急にハラが痛くなったり、急に二日酔いになってろれつが回らなくなったりする。
負け戦はしないという、徹底した合理性に基づいた戦略である。
やはりそこは紳士的な軍鶏師たちの成せる技ということだろうか。
強く誇り高き軍鶏の主(あるじ)は、同様に強く誇り高いのであ
いや、単にガラ悪いだけだ、コレ。
はい、以上した。
いかがだったろうか。
コレ、軍鶏よりも軍鶏師たちの方が面白い。ぜったい。
カオスな闘鶏の世界に興味のある方はぜひ足を運んでみていただきたい。