こんにちは。

 

高度な社会生活を営む昆虫、アリ

 

ヤツらの巣は、そんなアリ社会を反映しているかのごとく複雑で発達した機能を持っている。

 

細かく枝分かれした内部構造、水没対策、土の中以外の営巣などなど、アリの巣は徹底的に考え抜かれているのだ。

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<出典:ja.wikipedia.org

 

アリの巣コロリで一家殲滅する前に、まじまじと観察してみようじゃないか。

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アリの巣の複雑構造

 

で、土の中に作られたアリの巣は、どんな構造なのかと。

なんかいろいろ分かれ道があって部屋がたくさんあって的なことは聞いたことがあっても、実際に見たことがない。

 

てことで中を見てみようと思った人がエライことをしでかした。

アリの巣に高温の溶けたアルミを流し込み、型を取ろうというのだ。

 

 

そこに現れたのは複雑怪奇なアルミの塊。

あのちっぽけなアリがここまで入り組んだ巣を作っているとは驚きである。

 

この手の方法では、アリのいなくなった無人の巣を使ってるらしいけど、

動画の最初の方でどう見てもアリっぽい生き物が動いているのは気のせいだろう。

きっとそうだ。

 

 

内部は縦穴と横穴が掘られてて、

食料貯蔵庫、幼虫を育てる部屋、女王アリの部屋(卵を産む部屋)とかに分かれている。

 

ただ闇雲に穴を掘ってるだけじゃなく、各部屋への動線、距離まできちんと計算されているらしい。

 

 

水没しないのか?

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地面に穴を掘るゆえに、雨が降ったりすると巣は水没してしまうんじゃあなかろうか。

ところが心配ご無用。

 

アリは空気から雨の気配を察知し、あらかじめ巣穴にフタをすることで雨水が入ってくることを防いでいる。

また、巣の中は部屋を横穴から作ってるんで水が入ってきても下へ下へ流れていき、部屋は無事なような仕組みになっている。

 

そもそも巣を作る場所も考えていて、植物の下とか石の下とか、簡単に水没するような場所には営巣しない。

 

アリはとっても賢いのである。

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巨大なスーパーコロニー

 

アリの巣の規模だけど、これがまた尋常じゃないほどデカイことがある。

 

複数のアリの巣が1つのグループになってるものを「スーパーコロニー」って呼んでいて、そのエリアは数平方キロメートル以上、場合によっては100平方キロメートルにもなることがある。

 

この規模になるとアリの数は数億匹〜数百億匹、女王アリだけでも100万匹単位になる。

どえらい数である。

 

⇨「働かない」働きアリとは!?

 

 

いろんなアリの巣

 

そんで。

 

アリの種類はたんさんおるもんで、巣だっていろいろあるわけで。

いろんな巣を紹介しよう。

 

 

深〜い巣

 

「クロナガアリ」の巣は、非常に深い縦穴を掘ることで知られている。

なんとその深さは4〜5メートルになる。

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<出典:ant.edb.miyakyo-u.ac.jp

 

深い地中は夏でも冬でも温度が一定なので季節を問わず幼虫の育成が可能。

 

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