こんにちは。
海の生態系を支える、重要な役割を持つサンゴ。
そのサンゴが今、非常にヤバイ状況に置かれているらしい…。
「白化現象」って言われる現象によって、サンゴが死滅しかけてるってな。
グレートバリアリーフとか沖縄とか、キレイなサンゴ礁で有名な場所でも白化が進んでると。
このまま白化が進んだらどーなってしまうのか?
原因とか対策とか、そこんトコロどうなのよ!!
サンゴの白化現象って何ぞ!?
「白化現象」って名前は知ってるけど、それって具体的にどんなやねん。
サンゴは普通の健康的な状態だと、ご存知の通り非常にカラフルである。
ところがどっこい、「白化」っていうだけあって
真っ白に燃え尽きちまったサンゴがこちら。
間違えた。
こっちだ。
<出典:blog.livedoor.jp>
見るも無残である。
これは一体どーゆーことなのか?
サンゴ自体は植物のように見えて、実は動物。
でも自分では動けないんで、栄養を得るのに他の生物の助けを借りている。
「褐虫藻」っていう植物を自分の体にたくさん住まわせてて、ソイツらが光合成して得た栄養を分けてもらってるわけである。
なのであのカラフルなサンゴは褐虫藻による色なのであると。
で、白化現象ってのはその褐虫藻がサンゴからいなくなってしまう現象のこと。
キレイな彩りを見せていた褐虫藻がサンゴからいなくなることで、もともとのサンゴの白い骨格がむき出しになってる状態。
こーなるとサンゴは光合成の栄養を得ることができなくなって、
栄養失調でそのうち死んでしまうのである。
サンゴの白化現象は「海の砂漠化」なんて言われたりもして、世界的な問題にまで発展しとる。
世界最大のサンゴ礁として有名なグレートバリアリーフでは、
20年以内にサンゴが死滅する可能性があると言われているほど。
すでに過去最悪の白化現象が起きてて、全体の90%以上に被害が出ているそうだ。
白化現象が進んだらどうなる!?
ほんでこの白化現象が進んでったら、一体この世界はどうなってしまうのか。
サンゴがある海は生態系のバランスが整ってると言われるだけに、サンゴがいなくなってしまえば生態系は崩壊する。
陸の植物と同じように、海の中のサンゴ(褐虫藻)が
二酸化炭素を吸収して酸素を放出する役割を担ってるわけで。
それが無くなったら集まってた魚もいなくなり、それをエサにしてる生物も然り。
まさに世紀末と化してしまうのである。
なんてこったww
それだけじゃない。
サンゴ礁は天然の防波堤の役割も果たしてて、海岸を波の侵食から守ってくれている。
サンゴが無くなれば波も強くなって、人間の生活にも影響が出てくるのだ。
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