こんにちは。
アナタは見たことがあるだろうか?
カマキリとかのお腹からニョロニョロと寄生虫が出てくるところ。
<出典:net1010.net>
これがかの有名な寄生虫、ハリガネムシである。
キモっ!!
一体ヤツらはどんな生態をしてるのか?
そして、
「ハリガネムシは人間にも寄生する」
という恐怖のウワサは本当なのか!?
について、調査・検証を行ってみることにした。
ハリガネムシの生態
見た目は…
まず、見た目はこんなん。
<出典:ja.wikipedia.org>
体長は数センチから長いやつで1メートルにもなる。
1メートルもあるやつがどうやって昆虫の体内に寄生できるんだろうか。
色は白っぽかったり黒っぽかったり、個体差あり。
動きは緩慢で、ウネウネとのたうち回るような動きがなんともキモい。
「ハリガネムシ」の名前の由来は、乾燥すると針金の如く硬くなるからだそうで。
なぜ乾燥時を想定して名前を付けたのかww
生活サイクル
基本的に水の中と昆虫の体内を行き来している。
水の中でオスとメスが生殖をして、糸くずみたいな卵を産む。
んで孵化した子供は水の中でカゲロウとか蚊、トンボの幼虫に食べられると。
食べられた子供は腸の中で「シスト」って呼ばれる殻にこもった休眠状態になる。
そして月日は流れ…。
シストを体内に宿した幼虫は晴れて成虫となり、水から上がって陸上へ。
するとそこにはカマキリとかカマドウマといった獰猛な捕食者がおるわけである。
「うまし」
食べられた成虫と一緒にシストも捕食者の体内へ。
そこでハリガネムシはシストを破り、2〜3ヶ月かけて成長する。
宿主は捕食者なんで、栄養には困らんと。
そして大人になったハリガネムシは、なんと宿主の脳を操作して川とか池、沼といった水場へと向かわせるのだ。
水場へ辿り着いた宿主はハリガネムシの思惑通り、あわれ身投げ。
すかさずハリガネムシは宿主のケツから脱出して交尾相手を探す…というサイクルだ。
ハリガネムシの脱出劇はこちら。
ちなみに、宿主の腹から脱出する前に宿主が魚とか両生類とかに食べられるとそのまま死亡する。
腹の中なら何でもいいっつーわけではないのね。
寄生されるとどうなる?
で、運悪くもハリガネムシに寄生された昆虫はどうなってしまうのか?
なんと、寄生された昆虫はなぜか生殖能力を失ってしまうのだ!
自らの栄養によって体内でハリガネムシを育て、生殖能力を失い、水場まで寄生虫を運ぶという、ハリガネムシのための操り人形と化してしまうということだ。
あわれよのう…。
ちなみにどうやって宿主の脳を操ってるかまでは解明されておらず、特殊なタンパク質を使ってる説があったりと研究中らしい。
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